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エンジニアを、繰り返し作業から解放しよう!インフラ試験の自動化への挑戦
2021.05.21

DXを加速させるITシステムの運用改革第40回

エンジニアを、繰り返し作業から解放しよう!インフラ試験の自動化への挑戦

著者 飛岡良明

 コロナ禍によるテレワーク対応や業務プロセスのデジタル化など、情報システム部門に求められる役割は、ビジネスを変革させるDX推進のために大きく変わりつつあります。しかし、多くの企業ではレガシーシステムへの運用や保守に稼働をとられており、新たな技術的挑戦に十分に取り組めないという現状もあります。

 情報システム部門はどうすれば、ITインフラデザインを進化させ、業務プロセスの改善、さらなる付加価値を提供し続けることができるのでしょうか。

 ヒントは「自動化」です。ソフトウェア開発の世界ではすでに、試験の自動化、それを利用した継続的な開発・デリバリが当たり前となってきていますが、ネットワークやセキュリティアプライアンスなどのインフラ系システムでも自動化の動きは広がっています。

 本連載では、情報システム部門がDXを推進していくための効率的な取り組みである「インフラ試験の自動化」について方法、メリットなどを筆者の経験なども含めて3回にわたって解説していきます。

そもそもインフラ試験とは何か?

 そもそもインフラ系システムとは何でしょうか、そのインフラ試験とはどのようなことをしているのでしょうか。

 情報システムは、複数のネットワーク機器や、セキュリティアプライアンス、サーバーなどを光ファイバでつなぎ、それらを連携させた上にアプリケーションが動いています。「インフラ試験」では、これらのアプリケーションの動作を支えるインフラ系システムとして、個々の筐体はもちろん、複数連携した際に正しく動作し、必要な性能が出ているのか、想定しうる障害(物理・論理)時にも、障害範囲が規定通りに収まっており、上位で動いているアプリケーションに大きな影響を与えないかなどを確認する必要があります。 

 これらの問題を解決し試験の自動化を目指していくにあたり、まず最初に考えていきたいことは、インフラ試験の自動実行を行うための目的、つまり試験が自動化されることによって「なにを実現できるか」ということです。

 インフラ試験の自動化によって得られるメリットは多種多様なものが挙げられますが、ここでは筆者が特に効果が大きいと考える4点について簡単に説明します。

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