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エンジニアを、繰り返し作業から解放しよう!インフラ試験の自動化への挑戦
2021.05.21

DXを加速させるITシステムの運用改革第40回

エンジニアを、繰り返し作業から解放しよう!インフラ試験の自動化への挑戦

著者 飛岡良明

3週間の試験が2日で完了できるようになる

 まず一番わかりやすい目的として挙げられるのは「検証時間の短縮」「品質の向上」です。

 試験の自動化により、今まで作業者が手順書を確認しながら一項目、一項目手動で行っていた試験を、ソフトウェアによって自動実施できるようになります。筆者の環境でも、人手で実施していた際には2,000項目、3週間ほどかかっていた試験が、2日ほどで実行完了できるようになり、大幅な検証時間の短縮が実現されています。

 また自動化することで、時間短縮以外にも品質を向上させることもできます。確かに、試験に熟練したエンジニアによる手動のテストでは、非常に高い精度での試験が実現できます。一方、現実問題としてはそのようなエンジニアがずっと同じ検証・試験を実施し続けることは難しく、作業者の習熟度による検証精度のブレは現場での大きな問題です。自動化を徹底することで、誰がいつやっても同じ試験ができるため、試験の品質は大きく向上します。

 他にも、自動化をすることで得られる品質向上のメリットとして、人間が当初想定していなかった問題の発見が挙げられます。自動化をすすめる中で、多量の検証結果データの自動解析もできます。その結果、人間が予想しなかったような問題(変更場所とは関係なさそうに思える場所への影響) を発見することが可能となります。

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