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6割超の企業がマルチクラウド。どのように管理すべきなのか
2020.08.21

DXを加速させるITシステムの運用改革第30回

6割超の企業がマルチクラウド。どのように管理すべきなのか

著者 Bizコンパス編集部

クラウド統合管理の「4つのステップ」

 続けてプレゼンテーションを行ったのは、NTT国際通信でクラウド関連サービスの企画・開発を担当する吉本昌志氏です。

 吉本氏がまず解説したのは、複数のクラウドサービスを利用することで生じるさまざまな問題です。

 「具体的には『クラウドサービスによって管理画面やツールがバラバラで一元的に見える化をすることができない』『各部署が勝手にサービスを契約し、会社全体としての利用状況やコストを把握できない』『知らず知らずのうちに利用料が莫大な金額になっている』といった課題が挙げられます。

 サービス運用上の問題やコストの問題、ガバナンスの問題、あるいはクラウドスキルを持ったIT要因が不足しているなど、多くの企業がマルチクラウドの運用において課題を感じているのではないでしょうか」

 さらにIT管理者として管理対象にすべきサービスも多岐にわたります。「Amazon Web Services」や「Microsoft Azure」「Google Cloud Platform」といったパブリッククラウドはもちろん、「Office 365」やSalesforce.comの各サービス、あるいはBoxなど、社内のエンドユーザーが直接利用するSaaSなども対象となります。

 「これらの非常に複雑なクラウド環境のシステム運用やセキュリティ、コストについて把握することが求められると同時に、シャドーITの防止をはじめとするIT全体のガバナンスの確立も進めていかなければなりません」(吉本氏)

 吉本氏はクラウドを適切にマネジメントするためには「ビジュアライズ」「ガバナンス」「コントロール」「オプティマイズ」の4つのステップを踏む必要があるといいます。

 「まず『ビジュアライズ」は、リソースの状況やコストおよび投資の状況を見える化すること。『ガバナンス」は社内で利用するITをあらかじめ規程・統制し、確実なワークフローに基づいて使用・管理することです。

 そして業務システムとしてエンドユーザーが利用できる状況になっているかモニタリングすることが『コントロール』です。これには、サーバーを止めるとか立ち上げるといった日々の運用も含まれます。

 『オプティマイズ』はその先のステップです。現状のITコストは本当に適切なのか、あるいは足りない機能は何かといったことチェックし、日々改善していかなければなりません」

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