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IT環境の「サイロ化」に約7割の企業が困っている
2020.08.26

DXを加速させるITシステムの運用改革第30回

IT環境の「サイロ化」に約7割の企業が困っている

著者 太田ヨータ

サイロ化の解消に有効なクラウド活用とは

 サイロ化解消のために有効な手立ての一つが、マルチ/ハイブリッドクラウドを活用した「データの可視化」です。複数のクラウド間でデータを流通させるマルチ/ハイブリッドクラウドであれば、それぞれのサイロに蓄積されているデータをほとんど移動させずに、どの部門にどんな情報があるのかを可視化できます。

 冒頭で紹介した日本オラクル発表の調査結果に関して、オラクルのシニア・バイスプレジデントであるチャン・ハン氏は「欧州では3分の2以上の企業がデータ・マネジメントの側面に注力しているのに対して、日本・アジア太平洋地域では3分の1に過ぎない。マルチ/ハイブリッドクラウド環境をどのように利用するかを早急に理解しなければ、取り残されてしまう可能性がある」とコメントしています。

 マルチ/ハイブリッドクラウドでは、データソースの統一とセキュリティ、ガバナンス要件などへの対応は必要ですが、サイロ化を解消するための第一歩となります。多くの企業が抱える「IT環境のサイロ化」問題の解消は、企業の「資産」ともいえるデータを有効活用しながら業績向上につなげていくために重要な意味を持つといえます。

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