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IT環境の「サイロ化」に約7割の企業が困っている
2020.08.26

DXを加速させるITシステムの運用改革第30回

IT環境の「サイロ化」に約7割の企業が困っている

著者 太田ヨータ

サイロ化すると想像以上のムダが発生する

 サイロ化してしまうと部門ごとに異なるシステムやデータの形式が散在することになります。そのことによるデメリットは、次のようなものが挙げられます。

 

データの統合に膨大な手間がかかる

 例えば、得意先との取引状況を全社的にまとめようとしたとき、各部門の担当者に連絡してデータを集める必要がありますが、音声やテキストといったデータの形式や項目などのソースが異なると、これらを統合するためにデータを手作業で整理・構造化しなくてはいけません。

 データ統合ができなければシステム間でデータ連携が行えず、取得したデータの有効活用もできません。近年ではAIなどを利用したデータ活用も注目されていますが、整理・構造化されていないデータをいくらAIに学習させても、ビジネスで効果を発揮するような分析結果は出てこない可能性があります。

 

顧客のニーズに素早く応えられない

 サイロ化されたデータは体系的に整理されていないケースが多く、ステークスホルダーが必要とするデータを取得するのに時間がかかってしまいます。得意先に取引状況を求められてその集計に何日もかかるようでは、データ活用ができるとは言えないでしょう。

 

ムダな運用保守コストがかかる

 データをシステム間で連携させるためにはデータソースの修正が必要となりますが、その作業にもコストが掛かります。さらに、サイロ化されたデータには異なるサーバーやセキュリティシステムが導入されており、それぞれが運用や保守のコストにつながります。これらは、サイロ化されていなければ、本来不要なコストです。

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