こうした一連の作業を、一気に自動化できてしまうサービスが存在します。それが、NTTコミュニケーションズの「Global Management One ITSM Platform」(以下、ITSMプラットフォーム)です。これを導入すれば、きわめて短期間、低コストにシステム監視のプロセスを自動化できるようになります。
ITSMプラットフォームは、世界的な導入実績を持つSaaS型ITサービスマネジメントプラットフォーム「ServiceNow」を日本企業向けに最適化し、汎用的なプラットフォームとして構築したものです。
ITSMプラットフォームでは、ServiceNowのCMDBを利用することで、社内システムの状況をリアルタイムに可視化。サーバーの追加やアプリケーションのアップデートなどを自動的に追従することで、トータルなIT資産の管理が可能になります。
さらにServiceNowにはない監視機能も追加搭載しており、システムの可視化のみならず、各種イベント発生時の監視プロセスも自動化できます。たとえばシステムへの監査に対して、サーバーや通信機器の台数といったシステム構成の手作業による棚卸も不要になります。
加えてITILの標準プロセスである「インシデント管理」「問題管理」「変更管理」「ナレッジ管理」に必要な機能もプリセットして提供されるため、監視機能を利用して各プロセスの閲覧も可能になります。
つまり、社内システム情報の集約・可視化を行い、各管理プロセスと連携する監視機能により、これまで手作業で行っていたシステム監視の自動化が容易に実現できるのです。もちろん、アラートメールの対応に追われることもなくなります。これまで手作業で処理していた時間を自動化することによって生まれた時間は、デジタルビジネス時代を勝ち抜く仕組みを作る “攻め”の領域にシフトできます。
面倒な作業の自動化は、決して「ラクをする」ということではありません。手作業で時間の無駄をなくし、その時間を新たなビジネスのために用いる、一種の「投資」なのです。