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「2025年の崖」はServiceNowで乗り越える。「Now at Work Tokyo」レポート
2019.11.13

DXを加速させるITシステムの運用改革第14回

「2025年の崖」はServiceNowで乗り越える。「Now at Work Tokyo」レポート

著者 Bizコンパス編集部

ServiceNowがアフラックにもたらした「3つの効果」とは

 続いて基調講演に登壇したのは、ServiceNowのユーザー企業であるアフラック生命保険株式会社の二見通氏です。同社では2017年よりServiceNowを順次導入してきました。そのきっかけとなったのは、当時社内で利用していたグループウェアだったと明かします。

「非常に優れたサービスだったのですが、昨今のスピーディな状況変化に対応できないことが当社のデジタル改革の足かせになってしまっていました。そこで2017年末のビジネスアプリケーション導入を皮切りにServiceNowへの移管を開始、2019年中にはグループウェアからの移管が完了する予定です」(二見氏)

 ServiceNowを社内プラットフォームとして導入するにあたり、二見氏が重視したポイントは「全社横断で使いまわす」ことでした。

「部分的なプラットフォーム導入はコスト高になりますので、社内業務全般で“使い倒して”コストを抑えることを心がけました。まずはITの領域から導入し、実際に使って効果を実証、改善するプロセスを経てから全社へ展開していきました」

 ServiceNowの導入により、同社では大きく3つの効果が生まれたといいます。1つ目はこれまで社内で行われていた紙によるやり取りを減らし、いつでもどこでも社内手続きに関する情報を閲覧できる環境を整えたことで「時間と場所に捉われない働き方」が可能になったことです。

「これが在宅勤務の促進に結び付きました。今年の夏に社員の7割を在宅勤務にするチャレンジを行ったのですが、特に問題なく円滑に実施できました」(二見氏)

 2つ目は、統一したプラットフォーム上ですべての社内ワークフローが完結することで「意思決定が迅速となり業務効率が大幅に向上」したことです。

「従来のグループウェアを使ったワークフローは、部分的にエクセルなどを使っていました。そのような例外が排除され、ワンプラットフォームで完結するようになったため業務効率が大幅に上がりました」(二見氏)

 3 つ目はアプリケーションの開発スピードが約 70%向上し、「ユーザーニーズの変化に柔軟かつ機敏に対応」できるようになったことです。

「数字の報告を受けたとき私も驚きましたが、従来10カ月かかっていた開発が3カ月で済むようになりました。日々殺到するリクエストに即座に対応できることは、ユーザーに対する利便性のアピールポイントになったと感じています」(二見氏)

 現在同社では、ServiceNowとスマートスピーカーを連携させた音声認識の積極的な活用に取り組んでおり、さらなる利便性向上や業務効率化を図っていく計画だといいます。

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