最後にVMware Inc. CTOのレイ・オファレル氏は、スマートフォンやタブレット、IoTなど「デバイスのサイロ状態」を解消するソリューションについて説明しました。
「昨今のデバイスにおいては、OSとしてWindows 10やMac OS、さらにはiOSやAndroidなどがあり、セキュリティなどの管理の煩雑さが増している状況です。しかしVMware Workspace ONEを使えば、エンタープライズレベルのセキュリティを確保しながら、管理を行うことができます」
特徴的な機能として紹介されたのがアプリケーションの互換性検証の自動化です。特に大規模なアップデートが頻繁に行われるWindows 10では、アプリケーションの互換性検証は企業にとって大きな負担となっています。この問題を解決するために、VMware Workspace ONEにはWindowsの分析データとアプリケーションのパフォーマンス、さらに新しいOSに対しての検証データを組み合わせることで、どのアプリケーションがWindows 10のアップデートで問題なのかをピンポイントで示すことができるとしています。
これらのソリューションによって、データセンターとパブリッククラウドなどが混在した環境でも、デバイスの管理をシンプルに実現できると、オファレル氏は述べました。