「歴史の中でもテクノロジーがこれほど重要になったことはなかった」という認識を示したのが、VMware Inc. CEOのパット・ゲルシンガー氏です。特にクラウド、モバイル、AI/機械学習、エッジ/IoTという4つの領域を組み合わせることで、より強い「テクノロジーのスーパーパワー」が発揮されると語りました。
続けて、統合アーキテクチャに不可欠となる「次世代のセキュリティ」について言及しました。
「どのようなアプリケーション、どのようなデバイス、どのようなクラウドであったとしても“本質的な”セキュリティが最初から入っている、そのビジョンを私たちは過去5年間ずっと追い求めてきました」
“本質的な”セキュリティについて、ゲルシンガー氏は次のように説明します。
「現在は多額の投資をしているのにもかかわらず被害額が増えているような状況で、これではセキュリティが機能しているとは言えません。それは、脅威への対策が後追いであるためです。VMwareでは、インフラそのものに最初からセキュリティを埋めこむことで、脅威を追いかけるのではなく、それぞれのシステムが自身を守ることで解決するのです」
このような考えによって生まれたのが、VMware AppDefenseです。アプリケーションの振る舞いを学習し、通常の状態とそうでない状態(異常時)を識別できるようにした上で、異常が発生すれば警告。これによってシステムがセキュリティの脅威に対して自衛をするのです。