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ディープラーニングとGPUが、社会を変えるAIを作り出す
2018.11.16

GPUで切り拓くAI時代のビジネス最前線第3回

ディープラーニングとGPUが、社会を変えるAIを作り出す

著者 Bizコンパス編集部

AIを進化させた、GPUという「ハードの革新」

 GPU(Graphics Processing Unit)は、もともとゲームなどでリアルタイムにグラフィック処理するために開発されたプロセッサーです。昨今のパソコンやスマートフォン、タブレット端末の多くにはCPUとともにGPUが内蔵されています。

 このGPUは、A→Bといった単純な情報の並列処理においてCPUとは桁違いのスピードを持っていたことから、グラフィック以外への応用が模索されました。中でもディープラーニングの「膨大なデータを階層構造で学習させる」ことと非常に相性が良かったことから、ディープラーニングにGPUが使われるようになり、昨今のAIブームを支える存在として注目されるようになりました。

 GPUを使ったディープラーニングのシステム開発の先駆けであるNVIDIA社CEOジェンスン・フアン氏は「7~8年前、研究者たちはNVIDIAのGPUがディープニューラルネットワークで行う処理に優れていることを発見しました。それによりディープラーニングの学習時間を数週間から数日にまで短縮することが可能になり、ディープラーニングは大きな進歩を遂げることになったのです」とAIの進化におけるGPUの貢献について言及しました。

 NVIDIAが2007年に開発したGPUアクセラレータは、従来CPUで行っていた計算の一部をGPUが肩代わりすることでコンピューターの処理速度を飛躍的に高めました。この技術は、政府や大学などの研究所や企業のデータセンターで活用されるとともに、自動車やスマートフォン、無人飛行機やロボットなど様々なプラットフォームでアプリケーションを加速化しています。

「GPUによる加速コンピューティングは、この10年で1000倍のパフォーマンスとなりました。今ではディープラーニングだけでなく、医療、流体力学、レイトレーシングなどの分野でも活用され、世界の上位7台のスーパーコンピューターのうち5台を稼働させています」(フアン氏)

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