産業分野における日本最高峰のプライベート・スーパーコンピュータとして、Preferred Networksの「MN-1」が大きなニュースとなりました。このMN-1で使われているのが、GPU(Graphics Processing Unit)と呼ばれるプロセッサです。GPUとは何なのか、GPUの特性やAIとの関係、MN-1構築の背景、クラウドとGPUなど、GPUを軸に幅広い話題でプレゼンテーションが行われたセミナー「GPUで切り拓く未来とビジネス(※)」の模様を紹介します。

(※)GPUで切り拓く未来とビジネス
開催:2018年2月27日
主催:NTTコミュニケーションズ株式会社、株式会社NTTPCコミュニケーションズ
登壇:エヌビディア合同会社 佐々木邦暢氏、株式会社Preferred Networks 土井裕介氏、株式会社NTTPCコミュニケーションズ 山崎俊之氏、NTTコミュニケーションズ株式会社 根本裕朗氏

 

GPUとは?なぜAIの分野で使われるようになったのか

 GPUとは、もともとコンピュータグラフィックスをリアルタイムに描画することを目的として開発されたものであり、現在でもコンピューターゲームにおける3Dグラフィックスの描画、あるいはCADをはじめとするプロフェッショナルビジュアライゼーションの分野で活用されています。では、このGPUがなぜAIの分野で使われるようになったのでしょうか。エヌビディア合同会社の佐々木邦暢氏は、2006年に発表した「CUDA(Compute Unified Device Architecture)」によってGPUを汎用的なアクセラレータとして使えるようになり、その用途の1つとしてAIがあったと説明します。

ニューラルネットワークの学習というフェーズで行われる計算を見てみると、行列という数字の固まりをひたすら掛け算するものが多いのです。グラフィックスの描画も本を正してみると大量の座標データの計算で、やっていることが違うように見えて根底には共通している部分があります。それならばAIの学習も高速化できるのではないかということで、GPUが広く使われるようになったのです」

GPUコンピューティング11年の歩み

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Bizコンパス編集部

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