今回のNDSダウンローダープログラムへのCDN導入では、NDソフトウェアにとっては大幅なコストダウンと管理負荷の軽減という具体的効果が得られ、ソフトユーザーにはダウンロード時間の短縮というメリットがもたらされました。さらには、万一Webサイトが攻撃された際には、大半の攻撃はキャッシュサーバーに向けて行われるため、オリジンサーバーに被害が及びにくいというセキュリティ面での利点もあります。
「これまで幸いにも当社のサイトが外部から攻撃されることはありませんでしたが、インターネットを介した脅威は日々巧妙化しており、それに対する耐性が高くなったことも大きな導入効果でしょう。当社はインターネット上に商品を置いているわけですから、セキュリティの担保は非常に重要です。今回のCDN導入で、より安心して運用できる形態になりました」(齋藤氏)
同社ではこれらの効果に大きな手応えを感じており、他のサービスへの利用も広げていきたいとのこと。齋藤氏は、今後のCDN活用についての展望を語ります。
「CDNは、広く多くの人に情報を安心して発信できる仕組みです。我々としても、お客さまに幅広い情報をお届けしたいと思っており、『ほのぼの』シリーズのコンテンツ配信へのCDN導入を進めています」。
加えて社内向けITシステムについても、「当社ではワークライフバランスに着目しており、在宅勤務やテレワークの導入を視野に入れています。同時に、社外で活動する営業スタッフがセキュアにモバイル端末を使用できる環境の構築も必要になると考えています。クラウド基盤の利用をさらに推進し、なるべく自社で資産を持たないような形態に移行していきたいと考えています。そういった面で、今後もNTTコミュニケーションズの協力を大いに期待したいですね」と、展望を述べます。
人材不足が叫ばれて久しい介護・福祉分野。その状況を改善する一助として、ITが果たす役割は、これからますます大きくなっていくことでしょう。NDソフトウェアの今後の動向が期待されます。
※掲載されている内容は公開日時点のものです。
※掲載されているサービスの名称、内容及び条件は、改善などのために予告なく変更することがあります。