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データサイエンティストに求められる3つの能力とは
2021.04.02

注目を集める「データサイエンティスト」の将来第1回

データサイエンティストに求められる3つの能力とは

著者 塩崎 潤一

企業はデータサイエンティストを活用するための土壌がない

 データサイエンティストに対する注目度は高まっていますが、企業側で十分に活用できているのかは別問題です。

「データサイエンティストがいれば、社内にあるデータを使って、なにか新しいビジネスを考えてくれるだろう」という安易な発想でデータサイエンティストを採用しても、機能しません。企業側には、データサイエンティストに依頼する業務を明確にすることや、育成・研修するための制度を整備することなどが求められます。データサイエンティスト側には、企業のニーズをくみ取って、データを活用した課題を設定する「ビジネス力」が求められることになります。

 企業にとっての最大の課題は、データサイエンティストを育成する土壌がないことです。

 データサイエンティスト自体が新しい職種であり、マネジメント層で経験したことがある人が少なく“教える”や“背中をみせる”ことなどができていません。データサイエンティストに対するアンケート調査をみると「社内で手本となるデータサイエンティストがいない」という不満を持つ人が多くなっています。「育成プログラムがない」ことに対して不満を持つ人も多いですが、ロールモデルとなるデータサイエンティストがいないことが最大の課題でしょう。

 企業としては、研修制度や育成プログラムを整備するとともに、各企業が求めているデータサイエンティスト像を明確にし、新しい人達に伝えることが必要になります。それは、企業がデータサイエンスを通じて何をやりたいのかを明確にすることと同じです。データサイエンティストが自身の能力を高めることも重要ですが、受け入れる企業側も成長することが求められます。

 次回はデータサイエンティストの実際の働き方や、データサイエンティストの将来の可能性などについてお伝えします。

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