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Bizコンパス

DXの潮流、CDOの挑戦
2021.04.14

デジタルトランスフォーメーションの実現へ向けて第64回

横河電機が推進する“インターナル”と“エクスターナル”両輪でのDXとは

著者 Bizコンパス編集部

プラントの自律操業を実現する「IA2IA」をテーマに推進するエクスターナルDX

 横河電機が掲げるエクスターナルDXの最重要テーマは、「IA2IA:Industrial Automation to Industrial Autonomy」です。同社によれば、IA2IAとは「プラントの設備や操業自体が、学習し、適応する機能を持つようになること。それにより、人間の介入は最低限にとどまり、オペレータは高いレベルの最適化に取り組むことが可能となる」ことで、次世代プラントのコンセプトを表すキーワードとされています。

 「『IA2IA』が実現すれば、各工場のオペレーションは自動化され、業界の専門知識を学習したAIが、リアルタイムでデータを分析・予測して経営状況に応じた調整を行うようになります。生産量やプロセスを最適化し自律的に稼働するため、コスト効率や利益の拡大が可能になります。

 我々の強みは、プラントで利用される計測や制御に関する多様なアプリケーションを持っていることです。ただし、それらのアプリケーションはオンプレミスで開発・提供されているので、『IA2IA』を実現するには、エッジ側のアプリケーションを除き、主なものはクラウドへ移行しなければなりません。

 現在、10を超えるアプリケーションのクラウド化に取り組んでおり、将来的には50以上のアプリケーションをクラウド化することを目指します。それに伴い、ビジネスモデルもプロダクト販売型からリカーリング型へ転換していきたいと考えています」

 横河電機は「IA2IA」を2030年までに実現するとの目標を掲げ、それを具現化するべく、現在「IIoT:Industry IoT(産業用IoT)」、「エネルギーマネジメント系」、「OT/ITセキュリティ系」という3カテゴリーを軸に急ピッチでクラウドアプリケーションの開発を進めています。

図版引用:https://www.yokogawa.co.jp/special/planet/stories/from_automation_to_autonomy-the_next_iteration_of_industry/

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