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「Smart Mobility」で、クルマはもっと安全に、便利になる
2020.10.07

デジタルトランスフォーメーションの実現へ向けて第51回

「Smart Mobility」で、クルマはもっと安全に、便利になる

著者 Bizコンパス編集部

コンタクトセンターを交えた「生活者目線のMaaS」とは

 Smart Mobility推進室では、コネクティッドカーに向けた技術開発に加えて、「持続可能な制約の無い移動環境を実現し、地域による移動の格差をなくし、生活者一人ひとりの可能性が広がる未来を創造する」ことにも取り組んでいます。

 「具体的な取り組みの1つが、MaaSビジネスへの新規参入です。MaaS とはMobility as a Serviceの略で、ICTを活用することで、バス/電車/タクシー/飛行機といった交通手段による移動を、ひとつのサービスで完結させることを指す言葉です。すでに交通事業者や自治体など多くのプレイヤーが参入している市場ですが、NTT Comはまったく別角度からの参入を考えています。

 NTT Comのアプローチは、生活者目線での新たなMaaSビジネスの創出です。既存のプレイヤーではないからこそ、提供者目線ではなく、かつテクノロジー起点やプロダクト起点の発想でもなく、自由な生活者目線で世の中に求められているMaaSビジネスをつくる取り組みをスタートしています」(松田氏)

MaaSビジネス創出のイメージ

 NTT Comでは、パートナーを巻き込み、デザイン思考を活用したワークショップでビジネスアイデアを生み出す取り組みをはじめています。ワークショップは、2020年4月に同社が開設したイノベーションセンター内のデザイン組織「KOEL Design Studio(KOEL)」と共同運営されており、MaaSへの新規参入を計画している事業者や、地域の交通課題の解決を目指す自治体などのパートナーと協業し、生活者や利用者視点でのビジネスモデルの構築を進めていく計画です。

 「ワークショップから生まれたアイデアを、ICTを活用したMaaSプラットフォームとして具現化し、構築から運用まで一元的に提供できることがNTT Comの強みです。さらにSmart Worldで展開されるSmart CityをはじめとしたDXとの相互連携により、将来的にはMaaSだけにとどまらないビジネスモデルが描けることも大きな魅力だと考えています」(松田氏)

 NTT ComではMaaSビジネスに加えて、モビリティ向けのコンタクトセンターサービスの提供も開始しています。松田氏は参入の背景として、コネクティッドカーが普及することで、モビリティに関する問い合わせのバリエーションが、カーナビの設定や運転席まわりの操縦といったドライバー目線の問い合わせだけでなく、たとえば駐車場の手配やレストランの予約など、多岐に渡る点を挙げました。

 「モビリティ関連サービスの拡大に合わせてコンタクトセンター業務を一元化し、さらなるCX向上と新たな価値創出を支援するのが、モビリティ向けコンタクトセンターです。NTT ComがAIやコンタクトセンターソリューションの提供により蓄積してきたノウハウや、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)については、NTTグループの統一ブランドである「ONE CONTACT」とも連携することで、グループの総合力を生かし、多様な問い合わせに一元的に対応できるソリューションというコンセプトの下、サービスを提供してまいります。」(松田氏)

モビリティ向けコンタクトセンターの提供イメージ

 MaaSビジネスの共創パートナーについては継続して募集しており、モビリティ向けのコンタクトセンターについては、既に提供を開始しています。

 「まずは日本でのサービス提供実績を積んで、いずれはグローバルへ展開したいと考えています。もちろん私たちが単独でできることには限界があります。いろいろな知見を持った共創パートナーを広く募っておりますので、ぜひモビリティの取り組みに興味のある方は、お気軽にご連絡ください」(松田氏)

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