Smart Workstyleのコアバリューは「法人キャッシュレス」「“私”の証明」にあります。好きな場所で自由に働けるようなシステムを実現するには、スマートフォンを使ってのスピーディなお金のやりとり、簡単な自己証明ができる仕組みが前提となるためです。
「NTT Comではスマホのアプリに社員証データを集約するデジタル社員証サービス『Smart Me』の提供を開始しました。将来的には多様なSaaSアプリとの連携などにより、デジタル社員証などによる企業間のビジネスマッチングなども提供していく計画です」
Smart Workstyle推進室の取り組みは従業員向けであるため、直近の目標としては約30万人が在籍するNTTグループへの導入にあると川田氏は考えています。
「優れたサービスであっても企業の制度やカルチャーを見直さない限り全社導入は不可能です。逆にコンプライアンスや制度・ルールがしっかりと整備されている“NTTグループ”を変えられるなら、大きな成功事例になると思います。
私たちが制度・カルチャーの変更を含めた成功事例をつくり、広く水平展開することで、ワークスタイル変革の先駆者となることを目指しています」
After/Withコロナの時代は、これまで先送りにしてきた働き方を見直す好機ととらえることもできます。時短、残業時間の削減だけでは根本的な働き方を変えることはできません。
「コロナ禍では通勤定期代の廃止やオフィススペースの縮小、対面からリモートへの営業スタイルの移行など、解決すべき課題は山積しています。そのような課題をお持ちの方はご相談ください。私たちと一緒に従来の制度、カルチャーを見直して新しいワークスタイルの創造に挑戦しませんか」(川田氏)