NTTコミュニケーションズ

Bizコンパス

DXの潮流、CDOの挑戦
2020.09.09

デジタルトランスフォーメーションの実現へ向けて第44回

教育現場の課題を解決するNTT ComのSmart Educationとは

著者 Bizコンパス編集部

500万ユーザーの獲得で日本の教育を変革する

 新型コロナウイルスの感染症拡大を受け、政府が学校に臨時休校を要請したことにより、日本全国で一気にリモート学習の機運が盛り上がりました。しかし休校が明けてからは、リモート学習の利用率が下がっているといいます。

 「それでも、休校期間中にリモート学習のメリットは十分に浸透したようで、緊急事態宣言の前後で考えると、教育プラットフォームの利用者やアクセス数は急増しています。プラットフォーム上でコロナ期間ならではの新たな学習モデルも多く生まれており、今後はそのような優良事例を分析して新たなモデルケースをつくり、全国の小中学校に水平展開していきたいと思っています」(宮川氏)

 現在、日本には約900万人の小中学生がいます。宮川氏の目標は、この市場で半数を超える500万ユーザーを獲得し、日本の教育プラットフォームのスタンダードを目指すことです。

 「今後も数多くのコンテンツ事業者と協業することによって、お客さまに求められるものを可能な限りそろえていく計画です。より良い先生の指導、児童・生徒の学びのためにできることを、常に第一に考えています。

 加えて教育プラットフォーム自体もお客さまの要望をもとにどんどん改修して、中身を向上していく必要があります。私たちは3年半かけてクラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」の改善を重ねてきました。平均すると2週間に1回の頻度で、何らかのアップデートを行ってきました。現場の先生たちの声をうかがい、ここまで積み上げてきた実績とノウハウはアドバンテージだと感じています」

 日本の教員や教育システムが優れているという宮川氏の思いは変わりません。しかし、現在の子どもたちが社会に出る20年後の変化を見据えた取り組みが必要だといいます。

 「20年後の世の中は大きく変わっているはずです。その時代を大人として生きる、現在の子どもたちの教育がどうあるべきかを国や全国の教育委員会の方たちと一緒に並走し、考えていきたい。主役は子どもたちであり、学びの機会を求める大人でもあります。すべての学習者を徹底的に支援し続けることが使命です」

SHARE

関連記事

ゼロトラストを目指し境界防御から無害化に、ネオファースト生命はどう移行したか?

2021.06.16

セキュリティ対策に求められる新たな視点第24回

ゼロトラストを目指し境界防御から無害化に、ネオファースト生命はどう移行したか?

JALは新しいナレッジシステムで、次世代のコンタクトセンターを目指す

2021.06.11

いま求められる“顧客接点の強化”第36回

JALは新しいナレッジシステムで、次世代のコンタクトセンターを目指す

早大IT戦略研究所 根来龍之氏 「日本の大企業だけがDXに後れを取っているわけではない」

2021.06.04

デジタルトランスフォーメーションの実現へ向けて第67回

早大IT戦略研究所 根来龍之氏 「日本の大企業だけがDXに後れを取っているわけではない」

企業の価値を高める「SX」とは何か?有識者が解説

2021.06.02

デジタルトランスフォーメーションの実現へ向けて第66回

企業の価値を高める「SX」とは何か?有識者が解説

AIが営業のネクストアクションを示唆! 〇〇〇で営業の生産性向上を目指す

2021.05.28

これからの時代に求められるデータ利活用第10回

AIが営業のネクストアクションを示唆! 〇〇〇で営業の生産性向上を目指す

咳の音でコロナ感染が分かるアプリが登場

2021.05.24

シリコンバレー通信第37回

咳の音でコロナ感染が分かるアプリが登場