NTTコミュニケーションズ

Bizコンパス

DXの潮流、CDOの挑戦
2020.08.05

デジタルトランスフォーメーションの実現へ向けて第43回

約6割の日本企業は、Afterコロナを見据えた取り組みができていない

著者 Bizコンパス編集部

反射神経の「ToDo」と未来を描く「ToBe」を結ぶ血流「DI」

 Afterコロナの環境下で企業が考えるべきことは多く、課題は山積みです。大植氏は、どんな優先順位で取り組んでいくべきなのかの判断が困難なときには、すでに十分取り組みを進めている企業の先進事例から学ぶことがポイントになるといいます。

コロナ禍で考えるべきことは多い

 「先のアンケートでToDo型、ToBe型の話をしましたが、うまくいっている企業を見るとToDoとToBeという2つの思考モードを切り分けながらDXに取り組んでいるところが多いようです。Beforeコロナでは蓋然性の高いToBeを描き、現状からの差分を見てToDoを設計していました。

 一方でAfterコロナでは外的環境の劇的な変化に合わせて臨機応援にToBeとTo Doをアップデートする必要があります。ここでポイントになるのがデジタルの活用です。私たちはデジタル・インテリジェンス(DI)と表現していますが、基本的には反射神経のToDo、未来を描くToBe、これらをつないで、うまく回していくために血流となるDIが必要になると考えています」

環境激変期は戦略を変える必要がある

 これを企業のフレームワークで考えていくと、会社のミッションという変わらない要素から、ビジョンやビジネスモデル、アクションで顧客へとつなげていくイメージです。アクションと顧客の領域では足もとの緊急事態に合わせて迅速に対応するToDoが必要となり、合わせて将来像のミッションであるToBeを再解釈して定義することも重要になります。これらを縦串で通すのがDIの役割になります。

企業経営に組み込むべき3つの要素

 「このようなフレームワークを使いながら、私たちはお客さまとDXを進める方向性の議論を行います。端的にいえばWithコロナがToDo、AfterコロナがToBeとなり、両方でどのようにデジタルを有効に使っていくかがポイントになるのではないでしょうか」(大植氏)

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