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DXの潮流、CDOの挑戦
2020.02.07

デジタルトランスフォーメーションの実現へ向けて第30回

DX先進企業のCDOが語る「データ活用の課題と展望」

著者 Bizコンパス編集部

取り扱い注意のHRデータをパーソルはどう使うのか

 続いて自己紹介を行ったのは、パーソルホールディングス株式会社(以下、パーソル)の友澤大輔氏です。パーソルグループでは、人材派遣を展開するパーソルテンプスタッフや総合人材サービスを手がけるパーソルキャリアなどを主要中核会社に持ち、さまざまな人材ビジネスを手がけています。

 この人材ビジネス領域におけるデータ活用について、友澤氏はHRデータの扱いの難しさについて説明します。

「HRデータは機微なものであるため、以前にも増して注意して扱わなければならない環境になっています。さらに派遣法の関係から、各種データを“混ぜること”はできません。そのため可能性はあるもののDXという側面では他の業界より難しいのではないでしょうか」

 人材サービスを扱う同社ならではの状況を踏まえ、友澤氏はパーソルグループのDX戦略を次のように語ります。

「既存のビジネスモデルやアセットをデジタル化し、全体の成長を促すことが直近3年ほどの大きな戦略です。その後2023年から2024年を目処にユーザーや営業の体験を根本的に変えるようなDXをしていくつもりです」

 次に続いたのは、横河電機株式会社(以下、横河電機)の舩生幸宏氏です。制御ビジネスや計測器の領域で大きな存在感を示す同社は、海外での売り上げが約70%に達しており、グローバルにビジネスを展開しています。

 具体的な取り組みとして説明されたのは、IT環境を構成するアプリケーションとインフラ、データの3つに対してどのようにグローバル最適化を図っていくか、そして従業員の生産性向上と顧客への価値向上などを目的としたデジタル化の推進です。

「お客さま、そしてサプライヤーと従業員、この3つのステークホルダーをつなぎ、付加価値を上げることを目指しています。このために、さまざまなDX施策を動かしており、将来的にはこの3つのステークホルダーをいかにコミュニティ化していくかを考えています」(舩生氏)

 最後はWovn Technologies株式会社(以下、Wovn)の上森久之氏が、自社のビジネスを説明しました。同社はWebローカライゼーションのソフトウェアである「Wovn.io」を提供しているベンチャー企業です。Wovn.io は、Webサイトやアプリをさまざまな言語に多言語化できるサービスです。

 上森氏はWovn Technologiesのミッションは「世界中の人がすべてのデータに母国語でアクセスできるようにする」ことだと説明し、翻訳ではなく、Webサービスに実装することで開発することなく多言語化できるのがWovn.ioだと述べました。

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