2019.10.16
デジタルトランスフォーメーションの実現へ向けて第22回
「Flexible InterConnect」はマルチクラウドの課題を一掃する
著者 Bizコンパス編集部
複雑化したICT環境は、ポータルで“直感的かつ一元的”に管理する
Flexible InterConnectではポータルやAPIで、接続先や利用するネットワーク帯域を指定するだけで、すぐに論理的な経路が設定されて通信できるようになります。
「従来はクラウドサービスごとに接続、設定、運用を検討する必要がありましたが、ポータル画面の簡易な操作でこれらが可能になるのです。先ほどお話しした、ファイヤーウォールやNATなどもポータルサイトから設定できます」(田中氏)

さらにポータル画面では、Flexible InterConnectに接続されている各クラウドサービスやデータセンターへの通信状況を可視化する仕組みも提供しています。
「各々のクラウドサービスがどのように使われているのかを一元的に管理できるため、ガバナンスを維持・向上させる上で有効です。ポータル画面のUIも、直感的でわかりやすく、複雑化したICT環境をシンプルでスマートに運用・管理することが可能です。

マルチクラウドのICT環境では、ネットワークを含めたシステム全体の状況を可視化し、リソースを効率的・かつ機動的にマネジメントできる方法が求められています。こういった対応力が企業のDX推進や競争優位性の源泉になっていくと考えています」(田中氏)