2019.10.04
デジタルトランスフォーメーションの実現へ向けて第21回
NTT Comが推進する「Smart World」とは、どんな世界なのか?
著者 Bizコンパス編集部
いずれ到来する「Smart World」に適応するために
池上氏は続けて、顧客の経営課題を解決するための「Smart Data Platform」の活用例を挙げました。
「DXを進める際にはデータ利活用が鍵になってきますが、データ利活用を行う上で顧客企業は多くの課題を抱えています。
例えば、オンプレミス環境と複数SaaS利用を前提としたネットワーク接続はどのように最適化をはかるべきか、機微なデータをどのようにセキュアに取り扱えばよいのか、複数箇所に点在しフォーマットも異なるデータの統合をどのように進めればよいのか、モノ売りからコト売りへ改革を進めたいが仕組みがない、等です。
これらの課題解決のために『Smart Data Platform』の機能を活用頂く事により、例えばインターコネクト機能を用いて複数SaaSへセキュアに接続し、データインテグレーション機能を用いてデータ統合を行いデータの利活用を進める等、お客さまの多くの課題を解決できると考えています」
まとめると、世の中に溢れるさまざまな社会課題を、ITの力で解決していくスマートな社会(Smart World)を実現するために、NTT Comは「Smart Data Platform」という新たなプラットフォームを作り、企業のDX化を進めていく、ということです。
スマートな社会が到来すれば、当然、ビジネスシーンでは今以上にITの活用が求められるでしょう。まだDX化が進んでいない企業は、遅かれ早かれ訪れるSmart Worldの時代に向け、今からDX化を検討してみてはいかがでしょうか。