NTTコミュニケーションズ

Bizコンパス

【重要】「Bizコンパス」サイトリニューアルのお知らせ
文脈を理解しコンテンツを生成する、最新AIを解説
2019.04.17

デジタルトランスフォーメーションの実現へ向けて第12回

文脈を理解しコンテンツを生成する、最新AIを解説

著者 Bizコンパス編集部

データで見えたタクシードライバーが“稼ぐコツ”

 このようにデータ中心科学では、すでにあるデータからモデルを作っていきます。その実例として中西氏が説明したのは、タクシー会社における売り上げが多いドライバーの“コツ”の分析でした。

 道ばたで手を挙げた利用客を乗せるタクシーのことを“流し”と言いますが、中西氏はその流しで売り上げが高い人のコツを読み取る共同研究をしたことがあると振り返ります。その研究では、タクシーが利用客を乗せた場所と降ろした場所を地図にマッピングし、直線で結んで可視化しました。

「乗降データをマッピングした地図を見ると、都内から遠い場所にある羽田空港や成田国際空港へ行き来するお客さまを乗せているドライバーの売り上げが低いことがわかったんです。逆に売り上げ上位のドライバーは、遠くに行くのではなく近場のお客さまを数多く乗せていたんですね。遠くに行くお客さまを捕まえると運がいいというイメージがありますが、実際には売り上げには貢献していなかったのです。このようにタクシーの運行状況と売り上げを結びつけてデータを分析することで、どのようにタクシーを運行すべきかという“コツ”が導き出せたわけです」

 このようにデータからモデルを導き出すための方法の1つがAIであり、中西氏は「それまでお遊びで使っていたものが、実世界に応用できるようになってきた」と話します。その具体的な活用例として紹介されたのが記事の執筆です。

「たとえばオートメーテッドインサイトという企業が開発した『ワードスミス』は、必要なデータを与えるだけで自動的に文章を作成してくれるものであり、AP通信やYahoo!、マイクロソフトなどがすでに導入しています。日本においても、中部経済新聞社が70周年記念としてAIが執筆した記事を生成しました。読んでいるとおかしな部分はありますが、それぐらいであれば人間が直せばいいわけで、今後はAIが自動生成したものを人間が直す、そういう執筆のスタイルが出てくるかもしれません」

SHARE

関連記事

AIチャットボットを活用し応対品質向上に取り組むドコモ

2019.01.16

問い合わせ件数増加による応対コスト増の課題を解決

AIチャットボットを活用し応対品質向上に取り組むドコモ

ディープラーニングとGPUが、社会を変えるAIを作り出す

2018.11.16

GPUで切り拓くAI時代のビジネス最前線第3回

ディープラーニングとGPUが、社会を変えるAIを作り出す

DNPとNTT Comがつくる対話型AIを活用した新しい消費体験とは

2018.12.07

AIを活用して小売をサポートするビジネスモデル

DNPとNTT Comがつくる対話型AIを活用した新しい消費体験とは

働き方改革を推進するキーアイテムは「音声認識」

2018.10.19

「最先端AI」で業務効率化する方法前編

働き方改革を推進するキーアイテムは「音声認識」

テーマは「社会・産業DX」、NTT Com「CDF2021」が描くDXのリアルとは

2021.09.15

デジタルトランスフォーメーションの実現へ向けて第69回

テーマは「社会・産業DX」、NTT Com「CDF2021」が描くDXのリアルとは

インフラ試験を自動化するために、どんな環境が必要なのか?

2021.08.04

DXを加速させるITシステムの運用改革第42回

インフラ試験を自動化するために、どんな環境が必要なのか?

デザイン思考は、イノベーションを生みだす魔法の杖ではない

2021.07.21

ニューノーマル時代にビジネスはどう変わるのか第31回

デザイン思考は、イノベーションを生みだす魔法の杖ではない

企業にCDOが求められる3つの理由

2021.07.16

ニューノーマル時代にビジネスはどう変わるのか第30回

企業にCDOが求められる3つの理由