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文脈を理解しコンテンツを生成する、最新AIを解説
2019.04.17

デジタルトランスフォーメーションの実現へ向けて第12回

文脈を理解しコンテンツを生成する、最新AIを解説

著者 Bizコンパス編集部

 画像認識や音声認識、あるいは自動運転といった領域のみならず、AIの活用領域は着実に広がり続けています。

 特に昨今注目を集めているのが「文脈理解」や「コンテンツ生成」といった分野です。こうしたAIの現状について、武蔵野大学准教授である中西崇文氏に解説していただきました。

AIは人類の進化に沿って生まれてきた

 いきなりですが、コミュニケーションには「同期型」「非同期型」の2つの形態があります。対面での会話など即座に相手の反応が得られるのが「同期型コミュニケーション」で、メールなど即座に反応が得られないのが「非同期型コミュニケーション」です。

 太古の昔に言葉を使ったコミュニケーションが始まった後、人類は非同期型のコミュニケーションを可能にする文字やその内容を記録するための紙、そして多くの人に知識を拡散できる活版印刷を発明してきました。さらに1945年に知識を処理するための存在としてコンピューターが現れ、ここで知識が「データ」として処理されるようになります。そして、このデータを流通させるための基盤となったのがインターネットです。

 2019年4月に武蔵野大学で開設されるデータサイエンス学部 データサイエンス学科で准教授を務め、アジアAI研究所研究員、国際大学GLOCOM 主任研究員といった肩書きを持つ中西崇文氏は、このような知識の処理や共有方法の進化が人間の進化の根本にあると指摘し、AIもその流れの中にあると説きました。

「このデータを知識として処理する上ではビッグデータというキーワードが重要になり、その具体的な処理方法の1つとしてAIが注目されるようになりました。このように捉えると、AIは人間の進化の流れに沿って生まれたものだと考えられるでしょう」

 さらに大量のデータを蓄積・流通・処理するための仕組みや環境が整ったことは、自然科学の発展にも大きな影響を与えたとします。経験科学や理論科学、実験科学、計算科学に次ぐ「データ中心科学(データサイエンス)」の登場です。

自然科学の発展の歴史

「これまでは公式やルール、定式化といったモデルにデータを当てはめて現実と合っているかを検証する。そういう流れだったわけです。しかしデータサイエンスは、すでにあるデータを使ってモデルを生み出す。つまり従来の科学とはまったく逆方向なのです。このときに、データからモデルを作るために使うツールが統計やAI、機械学習ということになります」(中西氏)

データサイエンス→データ中心科学

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