日新電機がこれらの条件を満たすスマートグラスとして選んだのが、NTTビズリンクが提供している「スマートグラスクラウド」というサービスです。
スマートグラスクラウドは、現場の作業員の支援を目的とした、クラウド型のソリューションです。スマートグラスを装着した作業員の目線の映像を撮影し、その映像を本部の熟練者がPC上で確認し、作業員にリアルタイムで指示を出す、という形で使用します。
また、現場作業員のデバイスはスマートグラスだけではなく、タブレットやウェアラブルカメラなど現場環境や利用シーンに合わせてさまざまなデバイスを選択できます。
スマートグラスが撮影した映像は、複数の拠点へ配信できます。動画だけでなく静止画の撮影も可能です。さらに、本部から図面やマニュアル共有し、作業員がスマートグラス上で確認することにも対応しています。現場の騒音がうるさい場合は、本部からチャットによる指示出しもできます。
スマートグラスクラウドの映像規格は、テレビ会議でも用いられる「H.264/SVC」を採用。通信はAESで暗号化されています。クラウドだけでなく、オンプレミスの使用にも対応しています。