CIMとは、「顧客データの活用と管理」を同時に実現する新しいソリューションです。顧客データを統合的にマネジメントし、常に最適かつ最新の状態を保ち、国内外の法規制にも対応します。CIMツールの市場は急速に成長していますが、そのなかで、グローバル企業700社以上が採用し、国内企業からも注目を集めているのがGIGYAです。
GIGYAは、3つの機能をクラウド上で提供しています。1つ目は、ソーシャルログインなどを用いて認証や登録などを一元化し「顧客IDを統合」する機能。2つ目は、データを利用する際の「顧客の同意」を管理する機能。最後にマーケティング効果を最大化する「データ連携」機能です。
これらによって、多様なニーズに対応する顧客IDの統合基盤を実現します。例えば、コーポレートサイトやECサイト、メディアサイトなど複数のサイトをバラバラな顧客IDで運用している場合、顧客IDを「統合して管理」することで、利用者はサイトごとに会員登録を行う必要がなくなり、シングルサインオンが可能になります。
また、コーポレートサイトでは氏名とメールアドレスだけの入力、ECサイトでは住所も必須などサイトごとに異なる会員情報を求める際には、未入力の情報だけを入力すればOK。入力が簡略化されることで、離脱率が下がり会員登録してもらえる可能性が高まります。
IDとデータの統合管理でユーザー利便性を向上

顧客情報は登録時に「利用の同意」の管理がされているため、サイトごとの登録情報を統合し、顧客一人ひとりにより精緻なレコメンドを行えるようにもなります。またGIGYAでは、SNSと連携して得られた情報をもとに、登録情報を最新の状態へアップデートすることが可能です。「自分を知ってほしい」という動機からアップされているSNS上のデータとのシンクによって、顧客情報のマーケティング価値は飛躍的に高まります。
もちろんこれらは、Facebook のプライバシーポリシーに沿った運用や審査をパスしていることが前提となります。GIGYAでは、各SNSのプライバシー規制への対応だけでなく、GDPRなどのグローバル主要規制、複数要素認証などによるセキュリティ対策によってコンプライアンス面を担保しています。
さらに、顧客の行動に合わせて「結婚されていますか?」「お子様はいますか?」といった簡単な質問をする「プログレッシブ・プロファイリング」という機能もあります。例えば、顧客が3回目にログインしたら年代を聞き、その後再ログインしたら既婚/未婚を聞き、さらに再ログインしたら、子供の人数を聞く、などといったことが可能になります。これによって、新婚カップルに向けた自社商品やサービスをレコメンドするなど、顧客のライフステージの変化に合わせたマーケティング活動も可能になります。
ライフステージの変化/それに伴う関心の変化を把握

なお、サイトごとに運用先が異なるケースでは、ログインの基準やパスワードのルールなどを統括して管理した上で、各サイトログインUIの変更等の運用をそれぞれに任せることもできます。グループ会社の顧客IDもOIDC(OpenID Connect)等で連携して統合管理できるため、親会社のサイトIDで子会社のサイトにログインができるなど、グループ全体でサービスのクロスセルを増やしていくこともできます。