Bizコンパス

Salesforceを使って “最高の顧客体験”を提供する方法
2019.10.30

「Salesforce World Tour Tokyo」レポート第2回

Salesforceを使って “最高の顧客体験”を提供する方法

著者 Bizコンパス編集部

RPAとSalesforceが連携できる、お得な“カツカレーセット”がある

 イベント展示会場の「CUSTOMER SUCCESS EXPO」では、セールスフォースの最新ソリューションを紹介するコーナーに加え、パートナー企業の多様なソリューションが展示されていました。

 そのうちの1つが、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)の「WinActor® for Salesforce over VPN」です。

WinActor」は、2010年にNTT研究所で生まれた純国産RPAで、RPAツールとして国内シェアNo.1となっています。Windows端末の全アプリケーションに対応する汎用性の高さ、PCの操作を自動記録して簡単にシナリオ化できる操作性などが特長です。

 このRPAをSalesforceと連携して利用できるよう、NTT Comがカスタマイズして生みだしたソリューションが、WinActor® for Salesforce over VPNです。

 このソリューションを導入することで、たとえば作業進捗やトラブルを、電子メールで自動送信できます。Salesforceのメール送信機能との連携により、WinActorから指示した作業の進捗や状態管理などを定期的に自動通知。わざわざPCを確認する手間は不要で、トラブルにも迅速に対応できます。

 APIデータ連携で、作業の安定性を向上できる点もメリットです。画面のカスタマイズやアップデート、通知ポップアップなどで画面が変更されても、ロボットが止まることはありません。APIでSalesforceとのデータ連携を行うため、安定した作業が可能です。

 さらに、ロボットの稼働状況をSalesforceに記録して、追跡調査することで、稼働率の低いロボットが“見える化”できます。そのため、RPAの効率的な配置や命令が可能になります。トラブル時には、記録をトレース(追跡)できるため、迅速に対応できます。

 このほかにも、ロボットとシナリオをSalesforceで一元管理して管理稼働を最小化できる点、社内システムのログインID・パスワードをSalesforceで暗号化しVPN接続でセキュリティを担保できる点などのメリットもあります。

 これらのメリットにより、Salesforceの操作に関する既存システムのログインやデータ登録、情報取得、形式変換、データ投入までの作業が、簡単かつ安全、安定して自動化できることが、WinActor® for Salesforce over VPNの最大の特長です。価格の面でも、それほど大きな投資はかからないため、手軽に導入できます。

 ブースでは、WinActor® for Salesforce over VPNを「カツカレーセット」に例える説明も行われました。その心は、WinActorが普通のカレーとすれば、WinActor® for Salesforce over VPNは、カレー(WinActor)に、カツ(Salesforce連携機能)、サラダ(WinActor管理用Salesforceライセンス)、ドリンク(Salesforceの日報アプリ)をまとめた、お得なセットである、というものです。

 展示ブースでは他にも、クラウドコンタクトセンター「Amazon Connect」、CRM「Salesforce Service Cloud」、音声認識エンジン「COTOHA API」を組み合わせたクラウド型AIコンタクトセンターに、WinActor® for Salesforce over VPNを利用して自動化を実現したユースケースを紹介していました。

 このケースは、音声認識による電話内容のテキスト化だけでなく、テキスト化した商品情報を、WinActor® for Salesforce over VPNを用い、レガシーシステムである在庫管理システムに連携。そこから納期・価格情報を取得して、Salesforceに投入するといったものです。さらにAmazonConnectによる音声回答もできるため、電話受付から内容確認・納期回答までの自動完結を実現しました。Salesforceとのダイレクト連携が難しいレガシーシステムとの橋渡し役を「WinActor® for Salesforce over VPN」が担うことで可能になったソリューションです。

すでに一部の日本企業は、Salesforceでビジネスを変革している

 イベントでは小出氏の基調講演のほかにも、米国セールスフォース・ドットコムの共同経営者兼CTOのパーカー・ハリス氏による講演も行われました。

 パーカー氏は新製品として、消費財の店頭施策や商品陳列などを支援する「Consumer Goods Cloud」、製造業の営業部門と業務部門の連携をサポートする「Manufacturing Cloud」を発表。これらはすでに、「パイロット版が、複数の日本企業に導入されています」(パーカー氏)とのことです。

 セールスフォースでは、Trailblazerを社内で育成することが、DXの近道であると提唱しています。今回取り上げたWinActor® for Salesforce over VPNなどのサービスを自社に導入することで、社員を日常の煩雑な作業から開放し、創造的な業務に集中できる環境が整えられれば、社員はTrailblazerとして成長していくことでしょう。

 

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会場:NTTコミュニケーションズ 共創ルーム「WORーX BASE」 東京都港区芝浦3-4-1 田町グランパーク オフィス棟21階
定員:20名(申込みが定員を超えた場合、抽選となります)
参加費:無料

より詳しい情報、セミナー参加の申込みはこちらのリンクよりご確認ください。

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