2019.10.30
「Salesforce World Tour Tokyo」レポート第2回
Salesforceを使って “最高の顧客体験”を提供する方法
著者 Bizコンパス編集部
プロ農家の“高効率・高収益”は、クボタとセールスフォースが支えている
大手農機具メーカーの株式会社クボタ(以下、クボタ)でも、「プロ農家」の支援のために、Customer 360を活用しています。
プロ農家とは、大規模な農場を所有し、農業機械やITを駆使して農業を行う人のこと。会場ではプロ農家の“高効率・高収益”をサポートするために、セールスフォースとクボタが最新のテクノロジーを駆使するデモが紹介されました。
デモの主人公は、新潟県で複数の農業機械を導入し、大規模な農場運営を行うプロ農家の男性。彼の農業機械は、すべてクボタの農業経営支援システムにつながっており、稼働状況が管理されています。万一、機械に問題が起きた際には所有者にアラートが飛ぶ仕組みです。
ある日、彼のスマートフォンがアラートを表示します。その内容は、米を収穫するコンバインの回転歯の交換を知らせるものでした。すぐに問い合わせセンターにアクセスし、交換を依頼。この通知はCRMと連携して、担当の販売会社に展開されており、最寄りのエリアのエンジニアがアサインされます。
エンジニアはスマートフォンで、現地の地図情報や回転歯の在庫などを確認した上で、男性のもとに訪問。その際、収穫を最大化するプランも持参します。このプランは、クボタの農業経営支援システムが持つさまざまなデータから、AIによる分析をもとに作成されます。
現地に到着したエンジニアは、回転歯を交換し、さらに二期作で複数の品種に取り組むプランも提案。プロ農家が来季の営農計画の検討を決断するところで、ストーリーは終わりました。
