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成果が出るRPA、成果が出ないRPAの違いとは?
2018.10.24

「最先端AI」で業務効率化する方法後編

成果が出るRPA、成果が出ないRPAの違いとは?

著者 Bizコンパス編集部

RPAは「AI」でよりパフォーマンスが高まる

 前述した「失敗しない3つのルール」に加え、RPAのパフォーマンスを高めるために、コムソルが提供するRPA×I Solution for Work Style Reformソリューションでは、高度な認識機能を持った「AI」を組み合わせています。

「RPAにおける自動化は、手作業を自動化するものです。これにさらにAIを導入することで、人間が目や耳を使って認知することを代替し、画像や動画、音声などのデータを認識することも可能になります」(宿澤氏)

 たとえば勤怠や旅費登録、日程調整といったオフィスワークに時間がかかっている場合は、RPAに、AIによって言葉の意味や意図を解釈する自然言語処理技術「チャットボット」を組み合わせることが可能です。

 このRPAでは、メールやスケジュール、勤怠システムといった複数のシステムのUIを、チャットボットに集約しています。対話型のインターフェイスを用いて、チャットボットに対して指示を出し、RPAがバックヤードで作業を行い、自動処理する仕組みになっています。

「このRPAを使うと、従来はPCの起動から13分かかっていた作業を、2分に短縮できます」(宿澤氏)

チャットボットとRPAでできること

 コンタクトセンターの応答時間の効率化では、RPAにチャットボットと音声系のAIを組み合わせます。

「このシステムでは、クラウドIVRなどで音声を拾い、AIによる音声認識技術で、その音声をテキスト化します。テキスト化したデータの意味や意図の解釈をチャットボットで行い、事前に用意したシナリオを音声合成で電話口に返答することで“会話”します。商品の受注も自動化できます」(宿澤氏)

音声認識とRPAでできること

 紙ベースでの請求書や帳票の処理時間の効率化では、RPAと「AI-OCR(画像認識)」を連携することも可能です。AI-OCRが受領した請求書の情報をテキストデータ化し、RPAがそのデータをシステムに登録する仕組みとなっています。さらに、AI-OCRをカスタマイズすることで、ハンコの文字のような特殊な文字も読み取れるといいます。

AI-OCRとRPAでできること

 RPAは、言わば定型的な業務を自動化するツールに過ぎません。高度な認識機能を持ったAIを組み合わせることで、さらに自動化の領域が拡大できます。

「RPAに新たなAIの機能を組み合わせていくことで、確実に自動化の領域は広がります。働き方改革の指標として、昨今は『EX(従業員経験価値)の向上』が急務ですが、RPAとAIを組み合わせて、業務の効率化や利便性を高めることで、EX向上につながるのではないでしょうか」(宿澤氏)

ビジネスAIによる自動化領域の拡張

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