こうした音声のテキスト化のほか、顧客への応対にAIを活用する動きも広まりつつあります。実際、チャットでの問い合わせに対してAIが回答するチャットボットは、すでに珍しい存在ではありません。
とはいえチャットボットの応対では、思うような回答が得られないと顧客が不満を感じるケースもあるようです。田湯氏は、こうした顧客の不満を解消するための方法として、人間のオペレーターとAIの“コラボレーション”を挙げました。
「ボットが答えを持っていない、あるいは顧客がその回答に満足していない場合は、会話を人間のオペレーターが引き継ぎます。こうした環境を整えることにより、顧客満足度を下げることなく、顧客応対の効率化を進めることが可能です」(田湯氏)
