グローバルを見据えたWebサイト運営を可能にするための機能が備えられていることも見逃せません。クラウドサービスであるAcquia Cloudは、複数国、複数地域の大規模な要件にも柔軟に対応できるキャパシティを備えているほか、当然ながら多言語にも対応しています。これにより、グローバル全体でAcquia Cloudを使用してWebサイトを運営することが可能です。
このグローバル対応において、もう1つ注目すべき機能が「Acquia Cloud Site Factory」です。これについて、Darren Watkins氏は次のように説明しました。
「Acquia Cloud Site Factoryでは、本社でソースコードを一括管理します。その上でWebサイトを構築し、各国・各地域に展開することが可能です。これにより、海外の現地担当者はシステムの開発やコンテンツを一から制作する手間が省け、ある程度本社で出来上がったコンテンツを最終仕上げするだけ、あるいは現地の状況に合わせて適宜コンテンツを更新するだけ、と作業を効率化することが可能となり、スピードとガバナンスを両立することが実現できます。また本社で機能の追加やセキュリティ上の設定変更を行った場合、それがすべてのサイトに同時に適用される仕組みも備えています」
こうしたメリットを生かすことにより、Acquia Cloudを使って現状のWebサイト上のコンテンツを適切に整理し、次のステップでAcquia Cloud Site Factoryの機能を使ってグローバル全体で統合的にWebサイトを運営する環境を整えるといったことが可能でしょう。
Darren氏が述べたDXP「Acquia Platform」の特長をまとめた動画
ただし、実際のDXPの導入にあたっては全体最適の視点が求められ、そのためにはさまざまなノウハウが必要となります。ユーザーに質の良いDX(デジタルエクスペリエンス)を提供するには、Webサイトが安心・安全であること、データの管理・保護等が適切に実施されていること、Web上でユーザーのプロセスが快適に進み次のアクションが取りやすいことなどが必須条件になってきます。それらを実現するためには、パートナー選定が重要な鍵となります。NTTコミュニケーションズグループでは、以下のような付加価値と共に、お客様へWebトータルソリューションをご提供しています。
・Webサイト構築・運営の経験が豊富
・Drupal等のCMSの構築実績が多数
・セキュリティ対策のメニューが充実
・アクセスピークに合わせてスケールアップが容易にできるクラウド基盤を提供
・デジタルマーケティングのノウハウ保有
・各国の法令や規制、あるいはローカルマーケティング視点でも強力サポート
いずれにしても、デジタル・トランスフォーメーションの時代において、Webサイトはビジネスにおいて極めて重要なポジションを担います。グローバル全体でユーザーエクスペリエンスが統一できていない、Webサイトを核としたデジタルマーケティングに取り組みたいなどと考えているのであれば、ライバルに遅れを取る前にアクションを起こすべきでしょう。
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