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「草食投資隊」に聞く! 明るい未来の作り方
2013.02.14

資産運用のヒント第8回

「草食投資隊」に聞く! 明るい未来の作り方

著者 河野 富有

 日本人の投資のイメージは「投機」に近いもの。だからこそ、「投資って損をしそうで怖い」というイメージが広がってしまったのです。そんな日本に「長期投資」を根付かせ、投資で幸せな未来を作る人が増えるよう、活動を続けているのが「草食投資隊」の渋澤健さん、中野晴啓さん、藤野英人さんです。

 

「草食投資隊」のセミナーは熱い!

「草食投資隊」のセミナーは熱い!
向かって左から渋澤健さん、藤野英人さん、中野晴啓さん

 私は「女性FPの全国ネットワークFPWomanClub」(女性ファイナンシャルプランナーの全国ネットワーク)の会員です。2013年2月7日、東京都千代田区の日比谷図書文化館にて、同会が主催する「スキルアップセミナー」が開かれました。

 この日の講師は「草食投資隊」として活動を続けるコモンズ投信会長の渋澤健さん、セゾン投信社長の中野晴啓さん、 レオス・キャピタルワークス取締役CIOの藤野英人さん。日本に長期投資を根付かせるべく、書籍の出版、セミナーの開催などさまざまな活動を行なっています。

 投資スタイルは草食でも、「投資を通して日本の明るい未来を作りたい」という思いはとっても熱い草食投資隊。この日のセミナーは1時間半を超えました。とても濃い時間だったので、内容のすべてをご紹介することはできませんが、これから投資を始める皆さんに、ぜひとも知っていただきたい部分をピックアップしてご紹介いたします。

 

日本のデフレ、私たちにも責任はある

日本のデフレ、私たちにも責任はある
中野晴啓さんのイメージキャラクタは「バンビ」

 期待に目を輝かせる受講者の前で、まず話し始めたのは中野晴啓さん
 草食投資隊の新しいキャッチフレーズは「ためふや」。貯めながら殖やすことを、より多くの人が実践する世の中を目指して活動を続けているそうです。

 「なぜ、日本がデフレになったのか?」という問いには、3つの答えがあると中野さんは言います。
 1つ目は、産業のグローバリゼーションにより、安価なコストで商品を製造できるようになったこと。2つ目は、日本独特の理由である「産業再編を怠ってきた」という流れ。
 そして、3つ目の原因は、私たち1人1人の考え方にあります。日本では「なんとなく、将来の生活が不安だから」と、お金を使わず貯め込んできた人が多かったのです。通貨の流通量が減って、物価が下落し、物価の下落がさらなるデフレを招く「デフレ・スパイラル」の状態にあったのが、これまでの日本だったのです。

 

本当に日本の株はダメなのか?

本当に日本の株はダメなのか?
藤野英人さんのイメージキャラクタは「カバ」

 中野さんに続いてホワイトボードの前に立たれたのは藤野英人さん
 まず「日本で上場している株のうち、この10年で値上がりしたのは何%でしょうか?」という、挙手によるアンケートが行なわれました。多くの受講者が10%や30%という選択肢に挙手。
 しかし、藤野さんによると「70%の銘柄が値上がりしている」とのこと。また、2012年秋の「会社四季報」で、もっとも多く登場した言葉は「最高益」という言葉だったそうです。それだけ多くの会社が、過去最高益を上げているということです。

 では、私たちがこの事実を知らないのは、なぜでしょうか?… 続きを読む… 続きを読む

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河野 富有

河野 富有

フリーランスライター

大阪市立大学大学院理学研究科修了(学位:修士(理学))。2014年10月現在、放送大学選科履修生。危険物取扱者、医療情報技師、メンタルヘルスマネジメント検定(II種)をはじめ10以上の資格を保有。

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