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マーケティングの「今」
2021.05.14

ヤマハのロボティクスが生産現場の自動化革命を加速する

ヤマハ発動機株式会社 上席執行役員 ソリューション事業本部長 太田裕之 氏

 世界的に生産現場の省人化・自動化が進む中、独自のロボティクスソリューションで工場のスマート化を加速するヤマハ発動機。同事業の成長戦略を上席執行役員太田氏が語る。

 

30年以上磨き上げたロボティクス技術がヤマハ発動機を新たな成長へ導く

―― 2030年を見据えた長期ビジョン「ART for Human Possibilities」で、重点分野の3本柱のひとつにロボティクスを挙げていますね

「ART For Human Possibilities」は、ロボティクス技術を活用して社会課題に対してヤマハらしいソリューションを提供し、モビリティを変革することを示す長期ビジョンです。ここで掲げた「ART」とは、”Advancing Robotics”(ロボティクス/知的技術の活用)、 “Rethinking Solution”(社会課題解決へのヤマハらしい取り組み)、 “Transforming Mobility”(モビリティの変革)という3つのビジョンの頭文字を取ったもので、ロボティクス技術はその一角を占めています。

 ロボティクス事業の主力は、表面実装機、産業用ロボット、半導体製造装置であり、いずれもお客さまが抱える生産現場の課題を省人化・自動化で解決するための製品です。現在、全社の売上げに占める割合は数%に過ぎませんが、ロボティクス市場は今後の成長が期待されている事業分野といえます。

―― ロボティクス事業はいつ頃スタートしたのでしょうか

 そもそも事業発足のきっかけは、オートバイのエンジンを国内で自動組み立てするために自社でロボットを開発したことにありました。このロボットを外販するため、1984年にIM事業部を立ち上げましたが、最初は半分が社内売上げの小さなビジネスでした。しかし、1987年にヤマハブランドでプリント基板表面に電子部品を自動装着する表面実装機(サーフェスマウンター)をリリースした頃から軌道に乗り、その後は順調に成長を続けてきました。

 

自社開発の技術を連携させて「工場まるごと最適化」を実現

―― ロボティクス事業の特徴を教えてください

 一言で表現するならば、… 続きを読む

太田 裕之(おおた ひろゆき)
1989年にヤマハ発動機株式会社入社。2014年、事業開発本部IM事業部長に就任。2017年、ビークル&ソリューション事業本部IM事業部長に就任。2018年、ソリューション事業本部ロボティクス事業部長に就任。2018年、執行役員に就任。2019年、ソリューション事業本部長、2021年、上席執行役員に就任、以降現職

◎情報収集方法
一般的な情報は新聞、雑誌、Webメディア、セミナー参加で収集。業界事情はお客さまに直接聞く
◎スキルアップ
先入観を持たずに人の話をまず聞くこと

ヤマハ発動機株式会社について
■ 事業内容 ランドモビリティ、マリン、ロボティクス、金融サービス、その他
■ 設立年月 1955年(昭和30年)7月1日
■ 本社所在地 静岡県磐田市新貝2500
■ 従業員数 連結会社計:52,437人(2020年12月末現在)
■ 業種 製造
■ ホームページ

https://global.yamaha-motor.com/jp/

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