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マーケティングの「今」
2020.02.10

流体・熱・光・電気を可視化する解析技術のリーダーANSYS

アンシス・ジャパン株式会社 マーケティング部 部長 柴田 克久 氏

 研究開発時のシミュレーションに欠かせないCAE(数値解析)ソフトウェアを世界40ヵ国以上で提供するANSYS。同社プロダクトの強みやマーケティング戦略を柴田氏に伺った。

 

工業シミュレーション(CAE)で世界をリードするANSYS

―― 世界的にCAEの導入企業が増えている背景を教えてください

 さまざまな製品の開発現場では、これまで実機による実験、テストが行われていましたが、市場の変化が激しく製品ライフサイクルが短期化する中、よりスピーディーな製品の市場投入が求められるようになり、開発のコストやリードタイムを削減できるコンピュータシミュレーションの重要性が高まってきました。

 それに加えてシステム自体が高度化・複雑化し、シミュレーションを使わなければ細かな条件のテストが行えない製品が増えていることも、もうひとつの背景としてあります。

 たとえば、自動運転車には物体認識アルゴリズムを搭載したAIが必須ですが、その性能を検証するには、3億km以上走行しないと公道で遭遇する可能性のあるシーンを検証できないといわれています。そうなると実機による検証は事実上不可能です。これに対しシミュレーションは、設定を変えるだけであらゆる条件のテストを行えますから、自動運転車はシミュレーションツールなしでは実現不可能といっても過言ではありません。

 また、半導体から発する熱のような目に見えない条件や、レーシングカーのタンクに最短時間でガソリンを充填するなどの再現が難しい条件も、シミュレーションが効果的です。

―― 御社の競争優位性は、どこにあるとお考えですか

 CAEベンダーとしての強みは、さまざまな物理領域をカバーするソルバー群を豊富に揃えていることです。特にフラッグシップといえる流体、構造、電磁界の3領域が充実しており、システム設計、制御設計、光学、材料など、あらゆる領域にソリューションを提供しています。

 近年、特に注力しているのはテクノロジーのメガトレンドに特化した領域です。具体的にはAI、自動化、電動化、5G、自動車分野のCASEなどですね。

 さらに、我々は「Pervasive simulation」というキーワードを掲げ、研究開発段階の解析だけではなく、製品完成後の保守・運用までを含む製品ライフサイクル全体に、シミュレーションの適用領域を拡大していくことを目指しています。

 

開発のコストや期間の削減だけではなく、価値を高める解析ソリューション

―― 自動車業界の導入例が多いと伺いました

 自動車業界は、この10年で急速に電子化・自動化が進み、機械、電気、電子、AI、通信などの要素が複雑に絡むようになり、個別のCAEでは解析が難しくなっています。そこで我々は自動車メーカーと共同プロジェクトを組み、シミュレーションの新たな活用方法や未知の課題に対応する新たなソリューションの開発を行っています。そこで得た成果を事例として公開し、より多くのお客さまにソリューションを役立てていただきたいと考えています。

 例えば、フォルクスワーゲン・モータースポーツさんとの共同プロジェクトで開発した電動レースカーは、わずか9カ月間で… 続きを読む… 続きを読む

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柴田 克久(しばた かつひさ)
1995年日本HPに入社し、その後外資系ハイテク企業数社にて営業を経験後、2002年Cybernet Systems入社。以降は15年以上に渡り、エンジニアリングシミュレーション業界において日本の製造業を対象としたソフトウェア製品のB2Bマーケティング業務に従事。2018年アンシス・ジャパン入社、マーケティング部 部長に就任。現職
◎情報収集方法
Webメディア、Twitter、パートナーとの情報交換
◎スキルアップ
いろいろなことに興味を持つ。わからないことを放置しない。

アンシス・ジャパン株式会社について
■ 事業内容 CAE(数値解析)ソフトウェアの販売およびサポート CAEのコンサルティングおよび受託解析
■ 設立年月 2010年9月30日
■ 本社所在地 東京都新宿区西新宿6-10-1 日土地西新宿ビル 18F
■ 業種 IT
■ ホームページ

https://www.ansys.com/ja-jp/

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