2016.11.17 Thu

地域のDNAを刻み込んだ商品開発で競争優位を築く

明和地所株式会社 取締役執行役員 開発事業本部長 柿崎 宏治 氏

 首都圏と札幌・福岡を中心に「CLIO(クリオ)」ブランドのマンションを展開する明和地所グループ。同社のマーケティング戦略を開発事業本部長の柿崎宏治氏に伺った。

 

顧客の声をダイレクトに活かすマーケティングを重視

―― 分譲マンションビジネスを取り巻く市場環境について教えてください

 住宅に関するお客さまの考え方が非常に変化していると感じています。特に、都市部では晩婚化が進んでいますし、そもそも結婚という価値観にとらわれる人が少なくなってきていると思います。家族の在り方の変化に伴い、分譲マンションを購入する意識が変化し、いわゆる持たない主義の傾向が強くなっていますね。

 また、購入する場合も職住近接や資産性重視の傾向が強くなっており、郊外型の物件より多少購入金額が上がっても都心部、駅近で探す方が多くなってきました。

―― 多様化する市場ニーズを把握するためにどのような取り組みをされていますか

 当社は、販売代理の会社を使わず、すべて自社の社員が営業を行っています。そのため、モデルルームなどの現場で実際にお客さまから伺った声を、ダイレクトにマーケティングに反映できます。また、当社は今年で満30年を迎え、これまでに4万を超える供給戸数があります。そこにお住まいのお客さまへのアンケートを定期的に実施して商品企画に関する意見やアイデアをいただき、常に市場動向を捉えるようにしています。

―― 競争優位を築くためのマーケティング戦略を教えてください

 マンションの場合、エリアによってある程度ニーズを細分化できます。住戸の面積が最大限優先される地域もあれば、面積より間取りの多さが優先される地域、低価格が最大の商品価値という地域もあります。当社では、まずそこを見誤らないことに注力しています。

 また、先ほども申し上げたように、自社営業マンが収集した地域の細かなニーズをダイレクトに反映した商品づくりが、当社の大きな特徴です。特に、近年は市況が半年とか1年で変化してしまうので、用地の仕入れから商品企画、建設、販売までの流れを速やかに行い、ズレをなくすことを常に心がけています。

 

バーチャルとリアリティを融合したモデルルームを展開

―― 近年のマンションは建設前に販売するので、いかに購入後の生活をイメージさせるかが重要なポイントになるのではないですか… 続きを読む

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柿崎 宏治(かきざき こうじ)
1971年、東京都生まれ。1994年青山学院大学経済学部を卒業後、明和地所株式会社に入社。営業部、営業推進部を経て、2012年にマンション事業部(現、開発事業本部)に移動、現在に至る
◎情報収集方法
同業種・異業種との情報交換、Webメディア
◎スキルアップ
年齢を重ねると変化を好まなくなりがちなので、強制的にでもいろいろなことにチャレンジする

明和地所株式会社について
■ 事業内容マンション等の開発・分譲事業
■ 設立年月1986年4月24日
■ 本社所在地東京都渋谷区神泉町9-6 明和地所渋谷神泉ビル
■ 資本金35億3,750万円
■ 従業員数295名
■ 業種不動産業
■ ホームページ

http://www.meiwajisyo.co.jp/corp/

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