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2016.06.08

全国よりも横浜!原点回帰する崎陽軒の「シウマイ」

崎陽軒の「シウマイ」

 1854年(嘉永7)年、ペリーが黒船を率いて現れ、日本の長い鎖国の歴史に幕がおろされます。戸数わずか100戸ほどの小さな漁村が開港されたのは、それから5年後のこと。現在では370万人を超え、日本で2番目に人口の多い都市となった「横浜」の誕生です。

 1928(昭和3)年、新しいこの街の顔となり、地元の人にも親しまれる“名物”を誕生させた一人の男が現れます。当時、横浜を通る東海道本線の沿線には、小田原のかまぼこをはじめ、地域の食文化に根差した名物があり、人気を博していました。しかし、歴史の浅い横浜にそうした名物はありません。

 1日に平均約20,000個を販売する「シウマイ弁当」をはじめ、横浜名物として知られる「シウマイ」を生み出した崎陽軒の初代社長・野並茂吉の挑戦がはじまりました。

 

 “名物”がなければ作ってしまえ

 株式会社崎陽軒は1908(明治41)年に横浜駅(現在のJR桜木町駅)構内にある売店としてスタートしました。当初扱う商品は牛乳やサイダー、寿司や餅などを販売していました。

 1915(大正4)年、現在の高島町駅付近に2代目となる横浜駅が移転されます。これに併せて崎陽軒は駅弁の販売をはじめ、新しくなった横浜駅で再スタートします。その舵取りを担ったのが、後に初代社長となる野並茂吉です。

 売り上げも順調だった崎陽軒ですが、1923(大正12)年、悲劇に見舞われます。関東大震災の発生で2階建ての調理場が崩壊してしまったのです。この苦難を機に、茂吉はあらためて駅弁販売の未来を見つめ直し、強い危機感を抱きます。… 続きを読む… 続きを読む

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株式会社崎陽軒について
■ 事業内容 鉄道旅客用及び一般食料品の製造加工及び販売、旅客用雑貨の販売、前各号に関する受託販売、飲食・喫茶及び宴会場の経営、不動産の貸借及び売買、前各号に付帯する一切の業務
■ 設立年月 1908(明治41)年4月
■ 本社所在地 〒220-0011 横浜市西区高島2丁目12番6号
■ 資本金 3億4,000万円
■ 従業員数 508名(2016年03月現在)
■ ホームページ

http://www.kiyoken.com/index.html

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