2015.08.05 Wed

「JTB時刻表」誌面に宿る、旅を楽しむ“隠し味”

JTB時刻表

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 海外にも日本と同じような時刻表は存在しています。しかし、ほとんどの国では時刻通りに列車が来ることは稀で、時刻表の存在は「ファンタジー!」と言われるほど。定刻通りに交通機関が運行されている日本だからこそ、時刻表に存在価値があります。

 その時刻表の日本での草分け的な存在が「JTB時刻表」です。今年で誕生から90年を数える、日本の旅行者にとっては便利この上ない1冊は毎月どのように作られているのか? その誌面には時刻表づくりの職人たちのプライドと技が息づいていました。ロングセラー商品「JTB時刻表」の秘密に迫ります。

※写真は左から、東海道新幹線が開通した「1964年10月号」、“名表紙”と言われた「1978年10月号」、999号を記念し銀河鉄道999とコラボした「2009年4月号」、創刊90周年記念の「2015年4月号」

 

誕生から90年。毎月新しく愛された「JTB時刻表」

 日本の旅行に欠かせない、便利な1冊と言えば時刻表。その草分け的存在が、JTBパブリッシングが発行する「JTB時刻表」です。誕生は1925(大正14)年4月。JTBの前身である「日本旅行文化協会」から『汽車時間表』という名称で発売されました。それまでにも汽車の時刻表は存在したのですが、“鐵道省運輸局編纂”と銘打たれた、いわば国がお墨付きを与えた時刻表はこれが最初のものでした。それから今年で90年。戦争の混乱で毎月発行ができない時期もありながら、月刊誌として発刊され続け、今年の8月号で通巻1075号を迎えています。

 日本の“時刻表第1号”となった「汽車時間表」は総ページ数が231ページ。鉄道省の部内業務用で使う「列車時刻表」と全く同じ内容の、当時としてはかなり詳細を究めたものでした。驚くのは今の時刻表と同じように巻頭に路線図入りの日本地図があり、時刻ページも算用数字を使っているなど、今とほぼ同じ体裁で出来上がっていること。時刻表は誕生したときから今の形に通じる原型を宿していたことがわかります。

 90年後の現在、大きく変わったのは… 続きを読む

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株式会社JTBパブリッシングについて
■ 事業内容印刷出版物の発行・販売、当社媒体への広告掲載営業、トータルソリューション
■ 設立年月2004(平成16)年10月1日
■ 本社所在地東京都新宿区払方町25−5
■ 資本金10億円
■ 従業員数296名(2015年3月31日現在)
■ ホームページ

http://www.jtbpublishing.com

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