用語解説

P2P型通信

2014.01.24 Fri連載バックナンバー

 Peer to Peerの略称。

 P2P型のサービス提供では、ユーザのコンピュータはサーバ機能の一部分を受け持ち、他のコンピュータが要求した際はサーバとして動作する。逆に、クライアントとしても動作し、サーバ・クライアントの両方の働きをする。

 P2P型のファイル交換サービスでは、自分の持つファイルの一覧情報を各コンピュータ間で交換する。これによりファイルがどのコンピュータに保存されているかをそれぞれのコンピュータが把握出来る。自分が格納するファイルを要求された場合はそのファイルを要求したコンピュータに直接送信し、逆にファイルが必要になった場合はファイル一覧情報からファイルを持つコンピュータを探し出して、このコンピュータにファイルを要求する。

 P2P型通信のメリットは、サーバ障害によるサービスの停止やサーバへの負荷集中の問題が発生しない点である。ファイル交換サービスの例では、特定のファイルを持つコンピュータが複数存在していれば、1台のコンピュータが通信不能になってファイルを入手出来なくなるという可能性が少なくなる。また、需要の多いファイルはそれだけ頻繁にコピーされると考えられるので、多数のコンピュータに分散して格納されている可能性が高い。これにより、ひとつのコンピュータにアクセスが集中する事態が避けられる。

 ただし、このような形態のP2P型通信には欠点もある。ユーザのコンピュータが最初にアクセスするコンピュータを探す手段がないことである。ファイル交換サービスの場合には、ファイル一覧情報を相互にやり取りするネットワークに参加出来ないと、ファイルの入手も提供も出来ない。

 ファイル交換サービスではユーザのコンピュータにあるファイルを直接送受信出来る。ところが、それらのサービスにおいて映画や音楽のデータを交換するなど、著作権を侵害したファイル交換が数多く行われることが社会問題化している。

 

■ 関連用語
 ・サーバ
 ・サービス

 

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