ニューヨーク ~New York~

ニューヨークでの生活のはじめ方

2016.12.20 Tue連載バックナンバー

 New York在住のハチです。

 11月6日でサマータイムが終わったNew Yorkは気温が一気に下がり、つい最近まで半袖で街を闊歩していたNew Yorker達もさすがにコートや手袋、マフラーが手放せない季節になりました。人々だけではなく、街自体もHalloween、Thanksgiving、ChristmasそしてNew Yearと、フルコースのようなイベントラッシュに合わせて一層華やかさを増しています。Saks Fifth Avenueという高級デパートで、ホリデーシーズン中は毎晩このイルミネーションを見ることができます(※写真1)。また、クリスマスをテーマにした数多くのホリデーウィンドウも設置されており、冬のNew Yorkにおいて最も人気のある観光スポットの1つになっています(※写真2)。

 さて、今回はNew Yorkでの生活を新たに始める上でのポイントとして、住宅事情を中心に、加えてインフラ環境と買い物事情についてレポートします。

 まずは住宅事情です。New Yorkは人の入れ替わりが非常に激しい一方で、空室率は常に1%以下。つまり、今日内覧できた物件が翌日には既に他の人が契約して埋まってしまっているということが頻繁に起こります。特に7、8月は1年の中で最も入れ替わりが激しい時期と言われており、良い物件が空く可能性もある一方で、契約書にサインするまでは全く気が抜けない時期であることを認識しておかなければいけません。かく言う私も、8月頭から渡米して1週目に内覧して希望物件を決め、2週目に電気ガスやインターネットの手配をした上で、明日に契約書にサインして明後日から入居というところまで来たにもかかわらず、急にアパートのマネジメントサイドから一方的に当該部屋の貸し出しを止めることが決まったという通達を受けた経験があります。渡米直後に早速、アメリカが契約社会と言われる一端を見た、ほろ苦くも勉強になった出来事でした。

 アパートの間取りはStudioが日本で言う1ルームで、そこから部屋が増える毎に、1BR(Bed Room)、2BR、3BRと呼ばれます。単身赴任であればStudioか1BR、家族帯同であれば1BR~3BRが良いと思いますが、New Yorkは残念ながら西海岸のような、いわゆるアメリカらしい広々とした家に住むことは非常に難しい街です。4、50平米のStudioで月$1,800~$2,500が家賃の相場となっており、世界の中でもLondonやSingaporeに並ぶ高さと言えるでしょう。部屋の広さ以外で家賃を左右する条件は、大きく「立地」と「設備」の2点があります。築年数は、特にManhattanでは古いけれども改装・改築で綺麗な物件が多く、そこまで大きく家賃に影響しません。むしろ、昔ながらの街並みを好んで古い物件に住む人も多いと聞きます。日本とは違い、地震等の天災がほとんどない都市の特徴と言えるかもしれません。

 さて、「立地」については大きく4つのエリア、中央(Manhattan)、北(郊外)、西(New Jersey)、東(QueensまたはBrooklyn)に分かれます。言わずもがな、最も家賃が高いのはManhattanです。オフィスへのアクセスが良く利便性も高いため、赴任者の人気が非常に高いエリアです。エリアによっては比較的家賃が低いエリアもありますが、HarlemやBronxといったCentral Park以北のエリアは(昔ほどではないと聞きますが)安全性を十分に確かめた上で住むことをおススメします。一方で、それらのエリアよりも更に北、いわゆるNew York郊外と言われるエリアは、特にメトロノース鉄道沿いがManhattanへのアクセスが良く、また治安や教育事情も良いため、近年非常に人気が高まっているエリアです。次に東のNew Jerseyは落ち着いた雰囲気のエリアであり、また街並みの綺麗さに加えてHudson River沿いはManhattanの景色が一望できるためおススメのエリアです。Manhattanよりも部屋が広く、また共用設備としてプールやバーベキューができる庭がついていることもしばしばです。1点注意が必要なのは、… 続きを読む

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