2013.10.07 Mon

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 インド、デリーに在住のアナンドウメシュです。

 最高気温50℃近い灼熱の夏も去り、デリーはモンスーンの時期で雨が多いですが、気温は涼しくなってきました。

 さて、デリーといえばインドの首都であり、人口約1,100万人、インド北部の商業、工業、政治の中心都市です。 日本でよく聞くニューデリーというのは、イギリス統治下の新しい首府としてオールドデリーに代わり建設されました。デリーの中には、イギリスによって設計、建築された新都市部分ニューデリーと、古風な建物が残るオールドデリーがあります。

 宗教のるつぼと言われるインドには日本と違い様々な宗教が混在しています。主に、ヒンドゥー教、イスラム教、スィーク教、ジャイナ教です。多様な価値観や生き方が渦巻き、各宗教が現在も人々の生活に深く根差しています。

 今回はそんなインド、デリーの食事情についてレポートします。

 

 インドで食事をする際に避けて通れないのが、肉類を食べる非菜食主義(ノンベジタリアン)、野菜のみを食べる菜食主義(ベジタリアン)の概念です。
 ベジタリアンは主に宗教的な理由で一切肉類は食べません。人口の80%以上を占めるヒンドゥー教では、牛はシヴァ神の乗り物であり、神聖な動物なので、食べることはタブーとされています。不殺生を掲げるジャイナ教なども肉類は食べません。

 一方でノンベジタリアンは主に、イスラム教、シィーク教、キリスト教などですが、使用する肉は主に、マトンかチキンになります。前述したように、ヒンドゥー教では牛肉はタブー、さらにイスラム教徒は豚肉を不浄のものとしているので、肉類には制限が多いです。

 

タンドゥーリチキン 北インドのオススメ料理は、数種類のおかずが盛られ、チャパティやお米などの主食がついた、ターリーと呼ばれるメニューです。様々な種類のカレーやダヒー(ヨーグルト)などがセットでつき、基本的にはお替わり自由なので、お腹いっぱい食べることができます。
 ヨーグルトに漬けたチキンに香辛料を加え、タンデゥーリと呼ばれる土のかまどで焼き上げた『タンドゥーリチキン』や、『マトンカレー』は絶品です。
 ベジタリアンの人々は『ダール』と呼ばれている豆からタンパク質などを摂取しています。インド人の食事には1日最低1品はダールがつくので、日本でいうところのみそ汁のような感覚です。… 続きを読む

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Bizコンパス編集部 海外リポーター

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