2017.03.24 Fri

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 ロンドンに在住のAbercornです。ロンドンでは日本と同様に冷え込む日が続くに加え、小雨は日々断続的にじとじとと降り、太陽は雨雲に隠れ、空はどんよりとした灰青色へと染まっています。しかしながら、この頃になりようやく太陽が雲から顔をだすようにもなりました。今回は、そんなロンドンの年末年始模様についてレポートします。

 

年末年始休暇状況

 ロンドンではクリスマスが年の節目ともいえる伝統的行事です。また年8日間のみの英国の祝日は、クリスマスを含む年末年始に3日間と集中しています。そのためビジネスマンの多くが、年次有給休暇と併せ、クリスマス前にその年の仕事を納め、年明けの祝日後より仕事を開始します。

 

クリスマス事情

 11月を迎える頃より鬱々とさせる冬の天候で覆われるロンドンにとって、クリスマスはまるで待ち望む光のようです。市の中心地であり大きな弧を描くようにブティックが立ち並ぶリージェントストリートでは、夜の通りを華麗に彩る光の装飾がなされます。巨大な都市型の王立公園ハイドパークでは、夜の公園を色とりどりに照らす冬季限定のクリスマスマーケットが催されます。

 また社内においては忘年会に代わり、全社員が参加可能なクリスマスパーティーが催されました。今年の会場は、ボーリング場が併設されたバーの貸切です。そこでは現地社員の方々に混じり、頭にはサンタクロースの帽子を、片手にはビールを備え、和気藹々と立食しながら、体力の続く限り夜な夜なパーティーを楽しみました。

 そして迎えるクリスマス当日、ロンドンのクリスマスでは、日本のお正月のように、家族の元へ帰省し過ごします。恋人とレストランへいくことはありません。またクリスマスの宗教的な意味も元来強くないこともあり、多くの方が教会に集まることもありません。そのためクリスマス当日は、お店は閉まり、道路を走る車の音も聞こえず、風が木をさする音が聞こえるほどに街の外は静まり返ります。

 クリスマスのご馳走は、オーブンで焼いたターキーやチキンです。ロンドンで生まれ育った方にとってのクリスマスは、親元を離れ生活するようになった家族が一同に集う日です。この特別な日の食事として、フライドチキンといったファーストフードは決して相応しいものではありません。そのため日本のクリスマスにてKFCが賑わう傾向には、現地の方から驚きの声があがります。

 

クリスマス後の年末年始の模様

 クリスマス後の年末年始は、… 続きを読む

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Bizコンパス編集部 海外リポーター

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