ホーチミン ~Ho Chi Minh~

ホーチミンで知っておきたいルール/慣習

2017.02.22 Wed連載バックナンバー

 ベトナムの商業の中心、ホーチミン市に在住のSaigon三郎です。日本では冬の真っただ中ですが、ホーチミンでは真夏と変わらず熱気が立ち込める中、一年で唯一の大型連休である旧暦の正月(テト)を祝い、楽しんでいます。そんなホーチミン市から今回は、ベトナムのルール・お作法についてレポートします。

 

食事、お酒の席、乗り物利用時などのマナーや暗黙のルール

 エスカレーターでは基本的には横側によることはありません。ゆったりスペースを使い、どうしても歩いて追い抜く人がいるとようやく横によります。話を聞いてみると特に左によるか右によるかのマナーはなさそうですが、ホーチミンでは大方右側(日本で言う関西風)による方が多いように見えます。

 エレベーターのマナーは日本とは異なります。日本ではエレベーターが途中の階に停まった時には率先して入り口付近の人が外に出るなりして降りる人が通れるスペースを作りますが、ベトナムではあまり見かけません。奥の方からExcuse me!と声をかけるとようやく気付いてもらえますが、日本のように外に出てまで道をあけるのではなく、少し横にずれるだけなのでエレベーターから出るときは多少強引に出る必要があります。また、ベトナムのエレベーターは待っていても中々到着しません。たとえばG階(エントランス階)から4Fなどの上の階に行きたい時に、▲(上)マークを押してもエレベーターは中々到着せず、到着としても既に下の階のバイクの駐車場のあるB3から乗ってきている人で満員になっているケースが多いので、慣れている人はまずはエレベーターでB3まで下がってからそのまま上の階まで行きます。下の階に下がる際に各々最終的に行きたい階のボタン(4Fや10Fなど)を押しますが、B3で折り返す際に押されたボタンは全て消灯してしまいます。ボタンの近くに立った人が代わりにボタンを押す習慣は日本とは変わりありませんのでボタンの前に立った人は押されていたボタンをしっかり覚えて押しなおして無事上の階に到着します。

 ホーチミンの街はタクシーで溢れかえっています。オフィスビルやショッピングモールの前にはタクシーが乗り入れるスペースがありますが、しっかり場所が定められている「乗り場」とエントランスにタクシーが通りかかるだけの「乗り場」があります。前者の場合は列に並ぶだけなので楽ですが後者の場合は少し用心が必要です。基本的にはタクシーを案内する各タクシー会社の制服を着た案内人にお願いすればタクシーが乗り場に着いた時に案内してくれます。しかし、たまに明らかに自分より後に来た人が先に案内される事があります。待っている人数が2、3人だとしても起こっています。聞いた話によると案内人との親密度が影響しているようで、顔を覚えてもらえると逆に優先して案内してくれるので初めての人は我慢が必要です。タクシーだけではなくカフェなどでも同じような事が起こるようです。ベトナム人の人たちは最初はそっけない態度をとる人でも2度3度会うとすぐに親しみを持って接してくれますのでその副作用のようなものかもしれませんね。逆に案内人がタクシー乗り場にいない場合は無法地帯です。ぼやぼやしているとスッと後ろにいた人に先を越されてしまうのでタクシーが到着したら即座に堂々と前に進んで乗り込む強引さが必要です。

 ベトナム人は麺でも米でも右手に箸、左手にスプーン(左利きの場合は逆)で食事をします。もちろん食器を手で持ってはいけません。お皿やお椀をテーブルに置いたまま、箸とスプーンを駆使して食べていきます。また、日本のようにいくつものおかずを交互に食べるのは… 続きを読む

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Bizコンパス編集部 海外リポーター

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