2016.04.01 Fri

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 Vanakkam/ワナッカム/こんにちは、インド・チェンナイに在住のヤーマです。

 2月末迄の比較的過ごしやすい熱帯性気候での”冬”の時期も終わり、いよいよ3月から本格的な暑さが増し始めているチェンナイです。今回は南インド・チェンナイでのさまざまなルール・作法についてレポートします。

 さまざまなルール・作法が存在しますが、大きな特徴・背景としてインド人の宗教に由来するものが目立ちます。日本人にとっての宗教に対する意識・距離とは全く異なり、インド人にとっての宗教は普段の生活に根付く考え方・生き方そのものです。日本人の感覚とは重要度が異なるため、たとえば宗教の祭事での休日は尊重する必要があります。

 また、筆者が体験しているルール・作法はあくまでチェンナイの一部の層・階級におけるものとご留意ください。インドの特徴の1つとして人口の多さが挙げられますが、富裕層から貧困層まで日本の格差以上の幅広い所得格差があります。また、その階級の多様性からインド人全員に通底する常識・特徴が捉えづらいです。

 そのような背景を前提に一般的なビジネスマンとしての日本人が接するインド人という範囲でルール・作法についてレポートします。

 

食事(手食)の中のルール・マナー

 箸やフォーク・ナイフを使わない手食文化。インド人にとっては誰が洗ったかわからない食器で食べるより、自分で洗った手のほうが清潔であるという浄・不浄観であると聞きました。一理あるのか判断が難しいところですが、少なくとも食感をまず指の触覚で感じられるという特徴があります。

 また、よく言われる右手のみルール。左手はお手洗いで使うため不浄という理由で基本的に手食は右手です。確かにドーサやナン等を器用に右手のみでちぎります。しかし、よく見ると水を飲むコップは左手で持つ人もいました。関連して握手は必ず右手を出します。

 手食は日本人には馴染みがなく無作法・野蛮な印象を受けるかもしれませんが、実際に試してみると楽しく、慣れてしまうとなんとも思いません。親指の使い方がポイントです。ただし筆者が経験した限り、… 続きを読む

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Bizコンパス編集部 海外リポーター

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