Hola!! <オラ> (こんにちは!!) スペイン、バルセロナ在住のSmithです。
一年を通して住みやすい地中海性気候のバルセロナでは徐々に日照時間も長くなりつつあり、冬の終わりを感じる今日この頃です。2月は各地でカーニバルが開かれ、これからスペイン各地でさまざまなお祭りが開催される季節となりました。
さて今回はそんな春の訪れを感じるバルセロナの暮らしで気をつけたいことについて、レポートします。
食事、お酒の席、乗り物利用時などのマナーや暗黙のルール
日本に比べて、食事等のマナーは少ないバルセロナですが、いくつかのマナーは存在します。スペインではシエスタ(13時~16時は昼休みで昼寝などをする)文化が根付いているため、晩ごはんよりも、昼ごはんに重きを置きます。晩ごはんはバルでワイン片手にタパスをつまむ程度ですが、昼ごはんは前菜、メイン、デザートとコースメニューを食べるのが一般的です。そのコース料理を食べるときに、前菜は食事を共にしている人全員に料理が出されるまで手をつけません。
みんなに料理がいきわたったことを確認し終えてから、”Buen provecho <ブエンプロベチョ>”(「召し上がれ」という意)とお互い言い合い、食事を開始します。前菜と違い、メインディッシュは提供された人から周りを待たずに食べ始めます。これは冷めるといけないからのようです。
お酒の席でもマナーがあります。それは乾杯の際に相手の目をしっかり見るというものです。日本だと乾杯時は、無意識のうちにグラスに目線がいっていることが多いですが、スペインでは”Salud<サルー>”という乾杯の掛け声と共に、相手と目を合わせてから飲み始めます。また、レディーファーストが根付いているスペインではグラスが空いているからといって、女性が男性のグラスにワインやビールをつぐのは逆に男性に恥をかかせることになり、マナー違反となるようです。
バスやメトロが発達しているバルセロナですが、車内で食べ物を食べている人や音量を出しながら音楽を聴いている人、空いている席がなければ床に座る人などさまざまです。優先座席もありますが、空いていれば普通にみなさん座ります。しかしお年寄りや妊婦さんがいると必ず声を掛けて、席を譲り合っている姿をよく目にします。
バルセロナのメトロや電車のドアはボタン開閉式です。日本のように自動ドアではないので、自分が乗車、下車するときはボタンを押してドアを開けます。
またバスとメトロに乗るときに並ぶという文化もないので、ドアに近い人からランダムに乗り込みます。バスはバス停に立っているだけでは止まってくれないので、バスが近づいたら手を挙げてアピールをする必要があります。… 続きを読む
Bizコンパス編集部
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