2016.06.16 Thu

POSデータ分析により売り方の成功パターンを導き出す

株式会社パスポート 総合企画部 次長 兼 情報システム課 課長 韮澤 弘 氏

 インテリア雑貨や生活雑貨を中心に夢のある商品を全国150以上の店舗で販売する株式会社パスポート。データ重視を掲げる同社のIT戦略を情報システム課長の韮澤弘氏が語る。

 

POSデータの分析により売り方の成功パターンを確立

―― 事業の概要を教えてください

 当社は、生活雑貨ならびにインテリア雑貨の小売りを営んでいる専門チェーンです。業態としては、「PASSPORT」「P3 style」「tj port」「Fam Mom Cookin’」「bao-bab fleur」「fleur by passport」という6ブランドを展開しています。いずれも生活雑貨・インテリア雑貨を扱っている店舗ですが、年齢層やエリアなどに合わせてテイストを変え、全国に150以上の店舗を展開しています。

―― 事業を支えるためにITをどう活用していますか

 パスポートは、雑貨店業界で他社に先駆けてPOSを取り入れ、独自の商品管理体系を構築し、特定個人の感性に頼り過ぎないデータ重視の品揃え手法「データ・マーチャンダイジング」を確立してきました。データ分析によって売れ筋商品を特定し、売り方の成功パターンを導き出し、これを定例会議とビジュアルな資料を通して全店へすばやく展開しています。

―― どのような分析を行っているのですか

 単品の分析もしますが、アイテム数が多いので、カテゴリーごとの売り上げ実績の分析がメインです。それだけではなく仕入れ、売り上げ、売価変更など、商品の金額にかかわる伝票データはすべて集計して分析しています。

―― 分析データを活用されるのは、どのような部門の人ですか

 品揃えに関する情報は、本部の商品部が主導します。当社では、バイヤー主導の仕入れと、店舗の独自仕入れの割合がおおよそ6:4で、それぞれの持ち分に合わせた帳票があります。商品部は自分たちがつくり込んだ商品を追跡し、店舗側は自店で仕入れた商品の分析を行っています。それに加えて、ファーストセラーと呼ぶ全体の売上順位については、店舗でも本部でもどちらでも見るようにしています。

 

次なる課題はECの強化

―― ITの活用に関する課題は何ですか… 続きを読む

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韮澤 弘(にらさわ ひろし)
1965年、神奈川出身。1990年、金融系システム会社に入社。2002年にパスポート入社、2013年より現職
情報収集方法
Webメディア、展示会
コミュニケーション方法
専門用語をなるべく使わない
ストレス解消法
アナログな作業に没頭する(釣り、料理など)

株式会社パスポートについて
■ 事業内容インテリア雑貨、生活雑貨を中心に多種雑貨商品を、直営店方式ならびにフランチャイズ方式で販売
■ 設立年月1969年7月
■ 本社所在地東京都品川区西五反田7丁目22番17号
■ 資本金3億6,900万円
■ 従業員数203名
■ 業種小売業
■ ホームページ

http://www.passport.co.jp/

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