Bizコンパス

IT戦略を語る
2016.05.12

データサイエンスを駆使したリサーチで市場を捉える

株式会社インテージテクノスフィア 代表取締役社長 須川 壮己 氏

 国内No.1の市場調査会社である株式会社インテージホールディングスの執行役員グループCIO兼インテージテクノスフィアの代表取締役社長、須川壮己氏がIT戦略を語る。

 

グループのIT基盤とリサーチの進化を支えるインテージテクノスフィア

―― インテージグループの事業概要を教えてください

 1960年の創業以来、日本の市場調査会社のリーディングカンパニーとしてお客さまの支持を得てきた企業グループであり、現在国内では業界No.1、世界9位の地位を確立しています。

―― インテージテクノスフィアは、ITに特化したグループ会社という位置づけですか

 テクノスフィアは、国内外で事業展開するインテージグループを高度なITで支える「IT基盤構築」と、最先端のITを駆使して膨大なデータや市場や人々の動向を把握する仕組みを構築する「システム開発・ITソリューション事業」、そして、データサイエンスを駆使してグループのリサーチ力を高度化する「研究開発」という3つの柱で事業を展開しています。

―― 現在、注力しているIT分野のテーマは何ですか

 ディープラーニングは、今取り組んでいる重要なテーマのひとつです。ご存じの通りディープラーニングは現在注目されていますが、実務への本格応用にはまだ数年かかると思っています。我々自身、まだディープラーニングが何に使えるのかはっきり見えていませんが、ビッグデータとの相性がよく、リサーチへ応用しやすいと思っています。まずは社内業務を通して知見を増やし、その後一般のお客さまへ展開することを考えています。

―― 自社をショーケースとして、新たなサービス開発につなげるのですね

 我々のビジネスの進め方として、そういう傾向はありますね。お客さまから、ある日突然「今すぐ最先端の仕組みを使いたい」と発注されることも少なくないので、それに対応できるよう日頃から準備しています。

 最先端技術を活用する場合、重要なのは柔軟な開発体制です。我々は海外のエンジニアも使って迅速かつ質の高い開発を行っていますが、オフショアの場合、時差の関係で反応が遅れたり、手間がかかることもあるので、国内外のバランスをいかに保ち効率的に開発するかを大事にしています。

 

API連携を見据えてモジュール化を進めたい

―― 開発スピードを上げるためにどのような工夫をしていますか… 続きを読む… 続きを読む

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須川 壮己(すがわ しげみ)
1957年、大阪府出身。京都大学工学部卒業後、三井物産株式会社に入社。その後、株式会社ジェイエスキューブサービス代表取締役社長等を経て、2013年、株式会社インテージ(現インテージホールディングス)に入社。理事を経て、2014年4月、株式会社インテージテクノスフィアの設立に伴い代表取締役社長に就任。株式会社インテージホールディングス執行役員を兼任する。
◎情報収集方法
海外ベンチャーファンドからの情報収集、年数回展示会にも参加
◎コミュニケーション方法
フラットな組織なので肩書きに関係なく会話する
◎ストレス解消法
音楽(楽器演奏)、横浜市でお囃子の後継者として活動

株式会社インテージテクノスフィアについて
■ 事業内容 インテージグループのIT基盤構築、システム開発・ITソリューション提供、リサーチ力を高める研究開発など
■ 設立年月 2014年4月(母体となった社会調査研究所は1960年設立)
■ 本社所在地 東京都西東京市谷戸町2-14-11
■ 資本金 4億円
■ 従業員数 469名(2016年4月1日時点)
■ 業種 情報通信
■ ホームページ

https://www.intage-technosphere.co.jp/

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