2016.04.14 Thu

“議題のない定例会議”が業務変革のヒントを生む

株式会社JP情報センター 常務取締役 プロジェクト推進統括 兼 データーセンター部長 渡辺 文雄 氏

 国内トップシェア、世界有数の紙専門商社である日本紙パルプ商事株式会社。同社の100%子会社としてグループのITを支える株式会社JP情報センターの常務取締役渡辺文雄氏がIT戦略を語る。

 

世界有数の紙パルプ専門商社を支えるITシステム

―― 日本紙パルプ商事グループの事業概要を紹介してください

 日本紙パルプ商事(以下、JP)は、1845年に京都で創業し和紙の取扱いを開始、今年171年目を迎える会社です。紙・板紙とその関連商品の卸売を主たる事業とし、さらに古紙の再資源化、古紙を原料とした製紙・加工事業、再生可能エネルギーによる発電、不動産賃貸などの事業を展開しています。基幹事業である紙・板紙流通では、国内シェア第一位、紙パルプ専門商社としては世界有数の規模となっています。グループ全体でいいますと、JP情報センター(以下、JPIC)を含む99社の関連会社があり、連結の従業員数は3,000名超、世界21カ国51都市に拠点を展開しています。

―― グループにおけるJP情報センターさまの役割を教えてください

 JPICは、1979年4月にJPの情報処理部門が分離独立してできた会社です。分離独立した理由は、社内の一部門として業務にあたるより、独立した事業会社としてシステム開発に取り組む方が品質や精度を高められるとの経営判断によるものです。

 JPICは、JPのコンピュータシステムの開発および運用を提供するとともに、紙業界に特化したソリューションを紙卸や紙物流の事業者に提供するシステム開発事業、そしてクラウドサーバのホスティングサービスを行う事業という3つの柱でビジネスを展開しています。

―― 品質や精度を高めるためにどのような取り組みをしていますか

 以前はISO9001をベースに品質管理を行っていましたが、長く続けるうちに認証の維持が目的になってしまったため、思い切ってISO9001をやめて、コンサルティング会社の協力を得て独自のプロセスイノベーション(PI)を取り入れました。PIとは業務プロセスを変革して効率化を図り、競争力を高めるためのマネジメント手法です。PIを取り入れて、業務フローのドキュメント化を進め、属人化しがちなプロセスを可視化し、個人ではなく組織で品質を向上する取り組みを行っています。

 

iPhone、iPadを活用し迅速な意思決定を支援

―― 紙パルプ流通を支えるITの役割を教えてください… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

渡辺 文雄(わたなべ ふみお)
1959年、東京出身。1982年、日本紙パルプ商事入社し海外本部に従事。1983年、貿易システム開発に従事。1985年、JP情報センターに出向し国内システム開発、外販向け物流システムを開発、2007年、日本紙パルプ商事で情報企画部長就任、2014年よりJP情報センター取締役就任、2016年4月より常務取締役、以降現職
◎情報収集方法
業界団体の部会への参加、紙メーカーやベンダーとの情報交換
◎コミュニケーション方法
部のメンバーと毎週対面で会話。プロジェクト終了後の打ち上げ
◎ストレス解消法
日本酒造りと利き酒、トレイルラン、ロードバイク、囲碁、将棋

株式会社JP情報センターについて
■ 事業内容ソフトウェア開発・販売事業、運用管理サービス事業、商品販売事業
■ 設立年月1979年4月2日
■ 本社所在地東京都中央区勝どき三丁目12番1号
■ 資本金1億円(2015年4月1日現在)
■ 従業員数95名(2015年4月1日現在、派遣社員含む)
■ 業種情報通信
■ ホームページ

http://www.jpic.co.jp/

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter