Bizコンパス

IT戦略を語る
2016.03.31

ミクシィの従業員にはツール選択の自由がある

株式会社ミクシィ はたらく環境課 課長 橋本 貴史 氏

 国内発SNS「mixi」で業界をリードし、近年は「モンスターストライク」のヒットでさらなる飛躍を遂げた株式会社ミクシィのIT戦略を、はたらく環境課の橋本貴史氏が語る。

 

従業員の能力を引き出す職場をつくる「はたらく環境課」

―― 事業の概要を教えてください

 SNSやゲーム、転職サイトなど、さまざまな事業を展開していますが、すべてに共通するのは“人と人とのつながり”です。転職したい人と会社をつなぐ「Find Job!」、人と人のコミュニケーションをつなぐ「mixi」、1人で遊ぶのが当たり前だったスマホゲームに最大4人で一緒にプレイするという遊び方を持ち込んだ「モンスト(モンスターストライク)」など、いずれもコミュニケーションを軸に開発されたサービスです。

―― 「はたらく環境課」とは珍しい部署名ですね

 役所みたいな名称ですよね。以前は、社内システムという名前で、コスト削減とか、どうやって統制を利かせるかとか、いわゆる「守りのIT」的な仕事をしていました。それを社長の森田が「従業員一人ひとりがミクシィグループで働くことを誇りに思い、日々やりがいを感じ、それぞれの能力を最大限に発揮できる環境を整えたい」という思いで、社長直轄のはたらく環境課という組織に改組しました。

 はたらく環境課では、従業員がこの会社で働く上で必要なハードからソフトまで、すべてを取り扱います。課の中は、情報システム・労務・総務系業務の3つの機能(部門)で構成されています。

―― 3部門を一緒にしたメリットは何ですか

 同じ方向を向いて仕事がしやすいことがメリットです。この3部門は、業務のオペレーション上で発生する“困るポイント”がかなり共通しています。たとえば、パソコンやネットワークの準備・運用と、労働安全衛生は一見絡みがなさそうですが、実は従業員の入社・退社や組織変更といった従業員の動きに関わる部分で共通するポイントが多くあり、レポートラインを私に集約することで業務プロセスを合理化できました。

 また、情報システム部門の管理下に機微な情報を扱う労務を置くことで、情報統制が容易になるなど、さまざまなメリットが生まれています。

 

従業員にツール選択の自由を

―― 情報システム系のチームは、どんな取り組みをしていますか

 直近ですと、卓上型の内線電話をすべて… 続きを読む… 続きを読む

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橋本 貴史(はしもと たかし)
1979年、北海道出身。いくつかの非IT系企業を経験した後、2000年にIT業界へ転身。 外資系ISPや国内大手ISP、大手ポータルサイト運営企業等を経て、 2007年に株式会社ミクシィに入社、2007年より現職
◎情報収集方法
スタートアップのエンジニアが集まる場やイベントに参加
◎コミュニケーション方法
会話をすること
◎ストレス解消法
ゴルフなどスポーツ全般、やりたいと思った事はすぐやる

株式会社ミクシィについて
■ 事業内容 ソーシャル・ネットワーキング サービス「mixi」、ひっぱりハンティングRPG「モンスターストライク」等
■ 設立年月 1999年6月(創業1997年11月)
■ 本社所在地 東京都渋谷区東1-2-20住友不動産渋谷ファーストタワー7F
■ 資本金 9,698百万円(2016年2月末現在)
■ 従業員数 542名(連結・正社員のみ)(2016年2月末現在)
■ 業種 サービス業
■ ホームページ

http://mixi.co.jp/

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