音楽・映像ソフト専門卸として売上国内ナンバーワン企業である株式会社星光堂のIT戦略を情報システム部長の中田寿行氏が語る。

 

業界の慣習を打ち破った音楽界の革命児

―― 事業の概要を教えてください

 1924年に板橋で一軒の楽器小売店として創業、レコード小売を経て、1961年に現在の主たる事業であるレコード卸売業へ進出しました。創業当時、業界には大手のレコード会社さんが独自にレコード店と契約する『特約店』構造がありました。これに対し、創業社長の飯原正信が狭い市場でパイを食い合うのではなく、業界の外に売り場を作らなくてはならないと訴え、行商的な感じでスタートしたのが卸売業でした。

 以来「音楽人口の普及」を掲げ、「販売接点の拡大」と「販売店の売上・利益の向上」に向け営業提案力の強化とシステム開発力を活かし、流通の効率化を推し進め、音楽・映像ソフト専門卸として国内売上ナンバーワン企業にまで成長することができました。しかし、10数年前からEコマースが普及する中で、リアルの店舗は経営が厳しくなってきました。さらにサブスクリプション型の配信サービスも登場し、今はパッケージメディアの売上はとても厳しい状況になっています。

 こうした中で我々も未来を見据え、さまざまな新規事業に取り組んでいます。これまで扱ってきた音楽や映像などのエンターテインメント分野で培った経験を活かし、「クロスミュージック」というテーマで飲食や小売、サービスなどの分野で、生活の楽しみと心の安らぎを提供できる事業を展開しようとしています。

―― レコード業界でのIT活用状況を教えてください… 続きを読む

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中田 寿行(なかた ひさゆき)
1962年、東京都生まれ。1985年に星光堂入社。商品業務、人事、経営企画を経て2014年から現職
◎情報収集方法
新聞、月刊誌、Webサイト、技術トレンドレポート
◎コミュニケーション方法
フェイストゥフェイス
◎ストレス解消法
ペット(フクロウモモンガ)と遊ぶ

株式会社星光堂について
■ 事業内容音楽・映画パッケージ、関連グッズの卸売業等
■ 設立年月1948年5月(創業1924年7月)
■ 本社所在地東京都豊島区東池袋1-21-11 オーク池袋ビル
■ 資本金7,400万円
■ 従業員数327名(2015年6月)
■ 業種卸売業
■ ホームページ

http://www.seikodo.co.jp/

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