2015.11.19 Thu

ゲームに続く新たな軸を打ち出すためのITとは

グリー株式会社 情報システム部長 村上 智 氏

 モバイルゲームで業界をリードするグリー株式会社。次なるステージを目指して新たなチャレンジを続ける同社のIT戦略を情報システム部長の村上智氏が語る。

 

モバイルゲームの雄、グリーのIT戦略

―― 事業の概要を紹介してください

 弊社は、世界初のモバイルゲームを開発し、日本のモバイルインターネットサービスを牽引してきた会社です。創業以来10年間、ビジネスの軸をモバイルゲームに置いてきましたが、現在は弊社のミッションである「インターネットを通じて、世界をより良くする。」を実現するべく、ゲームに続く新たな軸となるビジネスを模索しているところで、その一環としてリフォームやフィットネスのレッスンを仲介するコマース・ライフスタイル事業への注力があります。

―― 御社におけるIT部門のミッションを教えてください

 最大のゴールはIT利活用による経営への貢献です。たとえば、新しい事業を起こすチームあるいは子会社が立ち上がるとき、可能な限りグリー本体と同様のIT環境を迅速に提供し、彼らが本業に力を注げるようITの共通部分の構築・運用を請け負っています。

―― ITで経営に貢献する取り組みの一例を紹介してもらえますか

 直近の事例としては、ファイルサーバーのリプレイスがあります。従来はオンプレミスのファイルサーバーを使っていましたが、容量枯渇への柔軟な対応ができないなどの理由からクラウドストレージへ移行することを決めました。今年の春先ぐらいから順次展開し、実運用に向けたトレーニングや個別の指導、どんなメリットやリスクがあるのか、使い勝手がどう変わるのかなどの現場への説明を経て、先日、旧ファイルサーバーからのデータ移行が完了したところです。

 

BYODを取り入れて働き方の変革を進める

―― クラウドストレージ導入のメリットを教えてください

 メリットは、容量無制限のオブジェクトストレージを得られることと、いつでもどこでも社内データへアクセスできるようになるので、柔軟な働き方を実現できることです。一方のリスクとして考えられるのはセキュリティです。そこはしっかりしたセキュリティポリシーをつくり、それに合わせた権限管理やログ収集などを行うことでリスクをマネジメントできると思っています。

―― クラウドストレージ導入でいつでもどこでもファイルへアクセスできるようになりますが、働き方を変えるにはコミュニケーションの仕組みも変える必要がありませんか… 続きを読む

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村上 智(むらかみ さとし)
1966年、北海道出身。1989年、国内大手ベンダーに入社。2001年、外資系大手ストレージベンダーに転職。その後、外資系セキュリティベンダーを経て2013年にグリー入社、以降現職
◎情報収集方法
Webメディア、業界誌、ユーザー会などでの異業種交流、ベンダー各社との情報交換
◎コミュニケーション方法
些細ことでも積極的に話しかける
◎ストレス解消法
バスケ、バレー、野球などのスポーツ。スポーツ観戦、映画鑑賞

グリー株式会社について
■ 事業内容ゲーム事業、コマース・ライフスタイル事業、コミュニティ・メディア事業など
■ 設立年月2004年12月7日
■ 本社所在地東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
■ 資本金22億7500万円
■ 従業員数1,590名(2015年9月末現在)
■ 業種情報・通信業
■ ホームページ

http://gree.jp/

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