Bizコンパス

IT戦略を語る
2015.08.06

ベンダーに求めるのは“胸を打つソリューション”

日本土地建物株式会社 執行役員 情報システム部長 佐々木 水規 氏

 「考え続ける集団」を掲げ、きらりと光るアイデアで斬新なプロジェクトを展開し、業界内外の注目を集める日本土地建物株式会社のIT戦略を、執行役員 情報システム部長の佐々木水規氏が語る。

 

「考え続ける集団」のために、考える材料を提供する

―― 御社の事業概要についてご紹介をお願いします

 弊社は、都市開発事業、住宅事業、不動産ソリューション事業、資産運用事業という4事業を展開する総合不動産会社です。

 最近の主なプロジェクトとしては、東京駅近くに免震構造の超高層オフィスビルを建設する「京橋再開発プロジェクト」、青山一丁目駅至近に建設中の「南青山一丁目プロジェクト」、本格的な音楽スタジオを3室備えたハイグレードなシェアハウス「シェアリーフ西船橋グレイスノート」、そして、大規模複合再開発「パークシティ大崎」や関西最大級の複合施設「グランフロント大阪」などがあります。また、今年1月には私募リート「日本土地建物プライベートリート投資法人」も運用を開始しました。

 総合不動産会社として各分野で事業を展開していく弊社グループの強みは、各社員が自分の頭で集中してものを考え、それを仕事のクオリティに反映していこうとする、いわば「考え続ける集団」という企業文化にあると考えています。

―― 御社におけるIT部門のミッションを教えてください

 情報システム部のミッションは、システムを使って生産性の向上をサポートすることだと考えています。もう少し噛み砕いていえば、「考える」ための材料(情報)を社員が容易に取得、共有できる環境を提供することです。機械にできることは機械に任せ、そこで捻出した時間をもっとクリエイティブなことに振り向けていく、そういうスパイラルというかエネルギーをつくり出すこと、それが生産性を向上させるベースだと思います。また、当然ながら成果物のクオリティ向上を支援することも大事なミッションです。たとえば、仕事のスピードが上がる、正確性が向上するための支援です。

―― ITは、人間のクリエイティビティを引き出し高める役割という位置づけですか

 時間、場所、人など仕事をする上ではいろいろな制約がありますが、それをシステムの力でできるかぎり開放していく、そのようなイメージを考えています。ただし、システムはツールに過ぎませんから、最後はユーザー自身の力量や見識・姿勢が重要になります。そこが先ほど申し上げた「考える続ける集団」につながります。

 

CRE戦略向けのパッケージソリューションを開発・販売する狙い

―― ITに関する具体的な取り組みを教えてください… 続きを読む… 続きを読む

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佐々木 水規(ささき みずき)
1957年、神奈川出身。1981年、第一勧業銀行に入行。国際部門の事務システムの企画を経てみずほコーポレート銀行のITシステム統括部アジア室長などを歴任。2009年に日本土地建物に転籍し、2012年から情報システム部長となり現在に至る
◎情報収集方法
毎日の生活の中で問題意識のアンテナに引っかかった事柄を、更に関連書籍、ネット、専門家との会話等を通じて深掘りする
◎ストレス解消法
旅行、読書、運動などで気分転換

日本土地建物株式会社について
■ 事業内容 都市開発事業、住宅事業、不動産ソリューション事業、資産運用事業(グループ会社含む)
■ 設立年月 1954年5月
■ 本社所在地 東京都千代田区霞が関1-4-1
■ 資本金 170億円
■ 従業員数 637名(グループ会社含む/2014年11月時点)
■ 業種 不動産業
■ ホームページ

http://www.nittochi.co.jp/

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